6月4日 帰ってきたウルトラマン 化石怪獣ステゴンがダイナマイトで蘇生!?

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 6月4日(1971年)

テレビマガジン編集部

ダイナマイトのショックで化石のステゴンが蘇る!

危険を避けながら工事を続行させるため、加藤隊長は化石の爆破を決意する  ©円谷プロ
ダイナマイトを再度設置しにいった作業員だったが、化石から流れる謎の黄色の液体に触れると、全身が泡になって溶けてしまった。すぐにMATに通報され、郷たちは現場に向かう。作業員のヘルメットに付着していたのは強い酸性の液体で、恐竜の胃液と同じ性質のものと推測された。

加藤隊長は化石を爆破しようとするが、郷は、子どもたちが「怪獣」といって親しんでいる化石の恐竜爆破指令に反対する。すると郷は、化石から、以前は感じなかった鼓動が伝わってきたのを感じた。ダイナマイトによって、ステゴンが蘇生したのだ。

郷は、人間の都合で蘇ってしまったステゴンをかわいそうに思い、爆破ではなく埋めることを提案する。南もそれに賛同するが、聞き入れられなかった。

しかしMATによる爆破で、ステゴンは完全に目覚めてしまった。MATは攻撃するが、ステゴンは地中に逃げてしまう。その後MATは、ステゴンが地上に出てきたところを討伐する作戦を立てるが、郷と南は反対。ふたりは作戦からはずされる。

そして、翌日、作戦が実行された。現場に駆けつけていた郷と南は、苦戦する仲間たちを助けるために、結果的にステゴンに応戦。郷はウルトラマンジャックに変身し、ステゴンを追い詰めるが、次郎たちの「ステゴンを殺さないで」という声を聞き、構えを解く。

そして、加藤隊長が撃ち込んだ麻酔弾が効いてきたステゴンを、ストップ光線で動きをさらに止め、誰にも邪魔されずに冬眠できる宇宙に連れていくのだった。

化石怪獣 ステゴン

口から黄色の溶解液を吐く  ©円谷プロ
【ウルトラ怪獣事典】
化石怪獣 ステゴン

身長/70メートル  
体重/1万3000トン

恐竜の化石がダイナマイトの爆発のショックで蘇生してしまった怪獣。触れたものを泡にして溶かす溶解液と、火を消し去る消火霧を口から吐くことができる。本来、ステゴンは剣竜の一種で草食性のため、おとなしい性格らしい。攻撃を受けなければ、自ら暴れることはなかった。

登場エピソード:『帰ってきたウルトラマン』第10話「恐竜爆破指令」(1971年6月4日放送)
脚本:上原正三/特殊技術:高野宏一/監督:筧 正典

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6月4日は爆発のショックで恐竜の化石が蘇った日

6月4日は恐竜の化石がダイナマイトの爆発のショックで蘇生したエピソードの日。ステゴンを不憫に思い、「殺さないで」という次郎少年たちの願いを叶えようとしたウルトラマンジャックは、ステゴンが静かに眠ることのできる宇宙に連れていったのでした。

『帰ってきたウルトラマン』第5話「二大怪獣 東京を襲撃」
工事現場で発見された岩石がツインテールの卵だった事件の記事を読む → 4月30日 帰ってきたウルトラマン グドンとツインテールが東京を襲撃!!

『帰ってきたウルトラマン』の記事を読む
※この記事は『ULTRAMAN ウルトラマン&怪獣手帳 今日もウルトラ怪獣日和 2022』をもとに構成しています。
©円谷プロ

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テレビマガジン編集部

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。