1月30日 ウルトラQに異常気象 ペギラで南極が-100℃に!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 1月30日(1966年)

テレビマガジン編集部

南極でさまざまな研究を重ねる南極観測隊。日本の観測隊では、第4次越冬隊まで雪上車とともに犬ぞりが移動・輸送手段として活躍していました。厳しい南極に取り残されながら1年間生き残ってくれたカラフト犬、タロとジロの逸話は映画にもなっています。

『ウルトラQ』でも南極観測隊の犬、サブローが怪獣撃退のカギとなって活躍するエピソードがあります。今回取り上げるのは「1月30日」(1966年)放送の物語。
万城目たちの前に姿を現したペギラ  ©円谷プロ
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『ウルトラQ』は、ウルトラマンシリーズ第1作目となる全28話のテレビシリーズ。巨大ヒーローが登場せず、星川航空パイロットの万城目 淳、助手の戸川一平、そして毎日新報カメラマンの江戸川由利子たちが怪奇な事件に遭遇する模様を描く。本作に出現した怪獣たちは以降の作品にも登場をはたし、過去にウルトラマンからウルトラマン80が地球に来ていたという設定の『ウルトラマンメビウス』(2006年~2007年放送)でも、本作の内容が反映されている。

南極基地に取材に行った万城目。その本当の目的は、3年前に失踪した野村隊員の捜索だった。万城目は謎の黒煙を目撃すると、周囲の気温が急激に低下する。それは、怪獣ペギラの仕業だった。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

夏の南極の気温が-100℃に低下!

1966年1月30日は『ウルトラQ』第5話「ペギラが来た!」が放送された日。夏の南極基地の取材をするため、船に乗っていた万城目。船上で写真を撮影していた万城目は、謎の黒い黒煙を目撃。すると、周囲の気温が急激に低下する。船が大きく揺れた際に、けがをしてしまった万城目は、東京の土を持ち込んでいた医師・久原羊子隊員と知り合い、手当てを受ける。

基地に到着した万城目。吹雪のため、航空機による物資の輸送が思うように進まず、伊東隊員が雪上車を使うため外に出た。万城目も手伝おうとするが、隊長によって止められる。万城目の本来の目的は、3年前に失踪した生物学者、野村隊員の捜索だった。それを知っていた隊長は、万城目に野村隊員の手帳を渡す。その手帳には「またきたペギラ」と書かれていた。

すると、4トンの雪上車が舞い上がり、外の気温が-100℃にまで低下する怪現象が発生。天候悪化のため、伊東隊員を連れ戻すことはできない。万城目は、この寒波がただごとではないと考えるのだった。

※昭和基地の夏の平均気温は-1℃程度
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