1月29日 黄金を食べ尽くす怪獣ゴルドンに科学特捜隊が大ピンチ

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 1月29日(1967年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「1月29日」(1967年)。
廃坑になった金山から出現し、暴れまわるゴルドン  ©円谷プロ PHOTO/講談社
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“初代”ウルトラマンが活躍する『ウルトラマン』は、科学特捜隊のハヤタ・シンが、ウルトラマンと一体化し、怪獣や宇宙からの侵略者から地球を守るために戦う物語だ。前作の『ウルトラQ』で描かれた、怪獣や宇宙人によって引き起こされる超常現象や事件といった要素に加え、ウルトラマンというヒーローを登場させることで前作を上回る大人気番組となった。

地底を移動するゴルドンが出現。科学特捜隊は、新開発の地底戦車ベルシダーの活躍でゴルドンを撃破するが、ベルシダーが故障して地底で動けなくなってしまう。そんな中、もう1体のゴルドンが出現した!
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

廃坑になった金山からゴルドンが現れた!

1967年1月29日は『ウルトラマン』第29話「地底への挑戦」が放送された日。金の埋蔵量が日本一の大田山金鉱は、突然、金が取れなくなってしまい廃坑になるが、ある日そこから怪獣ゴルドンが出現。ゴルドンは地底にもぐり、素早く移動するという特徴を持っているため、科学特捜隊は、イデ隊員が設計した地底戦車ベルシダーで攻撃する作戦を立てる。

現地に到着した科学特捜隊。そこでは防衛軍とゴルドンとの戦いが繰り広げられていた。

ジェットビートルの攻撃を受けたゴルドンは地底に逃げこむが、「金に取り憑かれた」男性が坑内に入ったままということを知り、ムラマツキャップとイデ隊員はベルシダーで地底に潜ることになる。男性を救助したムラマツキャップたちはゴルドンが金を食べて、全身金色になったと聞く。

その後、接近するゴルドンを検知したムラマツキャップたち。ベルシダーに搭載された光線銃でゴルドンを地上に追いやり、ビートルの攻撃と地上戦でゴルドンを撃破する。

だが、ゴルドンと戦ったショックでベルシダーは操縦不能になっていた。その上、第2のゴルドンまで現れる!
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