あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「12月9日」(2014年)。
礼堂ヒカル=ウルトラマンギンガがダークルギエルを倒してから2年後。旅をしていたヒカルは、戦いに巻き込まれたことがきっかけで、特捜チームUPGに入隊し、ギンガとしての戦いを再開。さらに、地底の民・ビクトリアンの青年ショウが変身するウルトラマンビクトリーも現れる。
UPGの上層組織である、国際防衛機構の神山長官は、ビクトリウムのエネルギーを利用したビクトリウム・キャノンの使用を命令。その強力な一撃で、ガッツ星人ボルスト(SD)を撃破する。しかし、地底の民・ビクトリアンにとって大切なビクトリウムを兵器転用することに反対したヒカルたちUPGは、杉田アリサ隊員を残して全員が基地への立ち入りを禁じられてしまった。
ショウが国際防衛機構に拘束される
ビクトリウム・キャノンの優位性を認めるヒカルだったが、それを聞いたショウはビクトリアンの大切なエネルギーであり、地球の命ともいえるビクトリウムを使うビクトリウム・キャノンを、部分的にとはいえ肯定するヒカルに怒る。そして、「お前とは二度と(共に)戦えない」と告げて去ってしまった。
ショウは、警備を突破し、UPGの作戦指令室に乗り込んだ。神山長官にビクトリーランサーを突きつけ、ビクトリウム・キャノンの使用を中止するよう迫るショウ。神山長官は、ショウを囲む隊員たちに「暴力はいかん」と言い、銃を下ろさせる。しかし、それは神山長官の策略だった。同じようにビクトリーランサーを下ろしたショウに対し、神山長官は発砲。ショウを痺れさせ気絶させると、拘束するよう隊員たちに命令する。
ショウは、ビクトリーランサーと、シェパードンのクリスタルスパークドールズを取り上げられてしまう。さらに、神山長官はクリスタルスパークドールズに秘められたビクトリウムのエネルギーを抽出。ショウに対し、ビクトリウムは自分たちが管理すると言い放つ。一方、ただひとりUPG基地に残っていたアリサは、その様子をヒカルたちに知らせていた。ヒカルたちはショウを救出するために、ライブベースに乗り込もうとする。