2月16日 ウルトラマンAが奈良時代にタイムスリップ!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 2月16日(1973年)

テレビマガジン編集部

未来予知、重力操作など最強のチート能力のひとつに、時間操作・タイムマシンの力も入るでしょう。ウルトラ怪獣の中にも、時空を跳躍する能力をもつ超獣がいました。

今回取り上げるのは「2月16日」(1973年)。ウルトラマンA(エース)が仲間を救うため、タイム超獣 ダイダラホーシと戦います。
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大木を刀として使い、ダイダラホーシと剣術勝負をするウルトラマンA  ©円谷プロ
1972年4月7日より放送が開始された『ウルトラマンA』は、怪獣を超える怪獣である「超獣」を送りこむ異次元人ヤプールと戦うため、超獣攻撃隊TAC(タック)の隊員となった北斗星司と南 夕子がウルトラタッチでウルトラマンAに変身。バーチカルギロチンをはじめとした多彩な切断技などを駆使して超獣を次々と撃破していく。

時空を跳躍するダイダラホーシに巻き込まれ、吉村隊員と美川隊員が奈良時代にタイムスリップしてしまった。北斗たちは、仲間を助けるために自分たちも過去に行く方法を探す。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

ダイダラホーシによってTAC隊員が奈良時代にタイムスリップ!

1973年2月16日は『ウルトラマンA』第46話「タイムマシンを乗り越えろ!」が放送された日。超獣ダイダラホーシが現れた。TACが出動するも、ダイダラホーシは姿を消してしまう。戸惑う隊員たちであったが、直後、100キロ離れた地点に超獣が出現したという情報が入った。

TACが現場に向かうと、そこにいたのは先ほど消えたダイダラホーシだった。そして、再び消えようとするダイダラホーシに、吉村隊員と美川隊員が搭乗するタックスペースが接近すると、タックスペースも姿を消してしまう。

吉村隊員たちはもちろん、タックスペースも発見できないでいると、竜隊長に消えた吉村隊員から通信が入る。なんと、吉村隊員たちは、おそらく過去にいるという。ダイダラホーシは過去から現在に現れ、攻撃されると過去に逃げ戻っていた。時空を跳躍するダイダラホーシに巻き込まれ、過去に飛ばされてしまった吉村隊員たち。彼らは赤いTACのヘルメットをかぶっていたことからダイダラホーシの手下だ、赤鬼だと間違えられ、山賊に捕らえられてしまう。

仲間を助けるため、どうにかして過去に行かなくてはならない北斗たち。一般には極秘にされているが、じつはタイムマシンの試作1号は完成しているらしく、北斗たちは春木宇宙科学研究所に向かった。そこでは、ウサギを5年前に送る実験が行われており、事情を話した竜隊長はタイムマシンを貸してくれと研究者に頼み込む。

しかし、研究者はタイムパラドックスを危惧していた。タイムマシンで過去に行き、そこにあった小枝1本を折っただけでも現在の世界が存在しなくなってしまう可能性があるのだ。また、過去の歴史を変えてしまえば、現在にも影響がでて変わってしまうのも問題だ。北斗たちは、タイムマシンの貸与を研究者に断られてしまった。
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