今回取り上げるのは「2月16日」(1973年)。ウルトラマンA(エース)が仲間を救うため、タイム超獣 ダイダラホーシと戦います。
時空を跳躍するダイダラホーシに巻き込まれ、吉村隊員と美川隊員が奈良時代にタイムスリップしてしまった。北斗たちは、仲間を助けるために自分たちも過去に行く方法を探す。
ダイダラホーシによってTAC隊員が奈良時代にタイムスリップ!
TACが現場に向かうと、そこにいたのは先ほど消えたダイダラホーシだった。そして、再び消えようとするダイダラホーシに、吉村隊員と美川隊員が搭乗するタックスペースが接近すると、タックスペースも姿を消してしまう。
吉村隊員たちはもちろん、タックスペースも発見できないでいると、竜隊長に消えた吉村隊員から通信が入る。なんと、吉村隊員たちは、おそらく過去にいるという。ダイダラホーシは過去から現在に現れ、攻撃されると過去に逃げ戻っていた。時空を跳躍するダイダラホーシに巻き込まれ、過去に飛ばされてしまった吉村隊員たち。彼らは赤いTACのヘルメットをかぶっていたことからダイダラホーシの手下だ、赤鬼だと間違えられ、山賊に捕らえられてしまう。
仲間を助けるため、どうにかして過去に行かなくてはならない北斗たち。一般には極秘にされているが、じつはタイムマシンの試作1号は完成しているらしく、北斗たちは春木宇宙科学研究所に向かった。そこでは、ウサギを5年前に送る実験が行われており、事情を話した竜隊長はタイムマシンを貸してくれと研究者に頼み込む。
しかし、研究者はタイムパラドックスを危惧していた。タイムマシンで過去に行き、そこにあった小枝1本を折っただけでも現在の世界が存在しなくなってしまう可能性があるのだ。また、過去の歴史を変えてしまえば、現在にも影響がでて変わってしまうのも問題だ。北斗たちは、タイムマシンの貸与を研究者に断られてしまった。