あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「10月23日」(2004年)。
ペドレオン(クライン)の生き残りたちがトンネル内に集結し、再びペドレオン(グロース)に融合しようとしていた。ナイトレイダーは、すべてのペドレオンが融合したところを一気に叩く作戦を立てる。
ペドレオン殲滅作戦
ペドレオンがトンネルに潜んでいることを突き止めたTLTは、周囲を封鎖し、人的被害は抑えた上で、あえて行動を起こさず、すべてのペドレオン(クライン)が融合するのを待っていた。そして、TLTの作戦参謀である吉良沢 優がはじめてホログラムの状態で孤門の前に姿を現す。優の計算によると、1時間後にすべてのペドレオン(クライン)がトンネル内に集結する。優は最終調整が完了した新型戦闘機・クロムチェスターγを投入し、今度こそペドレオンを完全に殲滅する作戦をナイトレイダーに命じる。
ペドレオンの体液は、高い起爆性を持っていた。作戦は、クロムチェスターβ、γでトンネルの両サイドから攻撃し撃破するというものだ。そして、孤門はクロムチェスターαで上空で待機。万が一、βとγが敵を撃破しきれなかったときに街を守る任務が与えられる。
作戦が開始された。予定どおり、クロムチェスターβとγは、トンネル内を攻撃。しかし、敵は健在だった。体内の可燃性ガスを火球に変換して飛ばし、反撃をしてくるペドレオン(グロース)。そして、完全な姿となったペドレオン(グロース)はトンネルから抜け出してしまう。さらに、ペドレオンは飛行形態のペドレオン(フリーゲン)となり、市街地のある方角に飛び去ってしまった。