1月16日 ザ☆ウルトラマン 怪獣を連れた少年が地球を攻撃!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 1月16日(1980年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「1月16日」(1980年)。
改造オロラーンと戦うウルトラマンジョーニアス  ©円谷プロ
すべての画像を見る(全6枚)
『ザ☆ウルトラマン』は、ウルトラマンシリーズ初のテレビアニメーション作品として1979年4月4日より放送が開始された。科学警備隊のヒカリ超一郎隊員は、ウルトラの星・U40からやってきたウルトラマンジョーニアスと一体化し、怪獣や宇宙人と戦う。アニメーション制作は日本サンライズ(現・サンライズ、バンダイナムコフィルムワークス)が担当し、著名なクリエーターが多数参加している。

怪獣・オロラーンが現れ、街を破壊しはじめた。さらに、科学警備隊はオロラーンを操っている宇宙人の少年・フェデリコも発見。当初は人間に敵意を向けていたフェデリコだったが、ムツミ隊員との交流を通じて少しずつ心を開く。彼らは、ヘラー軍団のロイガーに騙されていたのだ。だが、フェデリコから離されたオロラーンはロイガーの手により恐ろしい怪獣に改造されてしまう。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

怪獣を操る少年

1980年1月16日は『ザ☆ウルトラマン』第40話「怪獣を連れた少年」が放送された日です。宇宙から謎の球体と宇宙船が飛来。宇宙船に乗っていた少年の指示で球体は怪獣・オロラーンになり、破壊活動を開始した。科学警備隊はウルトリアで現場に急行。ヒカリたちの乗るバーディーや、地球防衛軍の攻撃を受け、オロラーンはダウンする。しかし、少年の指示を受けるとオロラーンは立ち上がり、再び攻撃をはじめた。マルメ隊員は少年を攻撃しようとするが、オロラーンの反撃を受け不時着。ヒカリも機体を摑まれてしまうが、ウルトラマンジョーニアスに変身してピンチを脱した。

ジョーニアスはオロラーンと交戦するが、少年は退却の指示を出し、自身も宇宙船に乗って逃げようとする。あとを追うジョーニアスと科学警備隊。すると、敵は二手に分かれた。ジョーニアスはオロラーンを、科学警備隊は少年の乗る宇宙船を追跡。だが、オロラーンはヘラー軍団の宇宙船に回収され、宇宙に飛び去ってしまう。残りエネルギーの少ないジョーニアスはそこで追跡を断念するのだった。

一方、宇宙船はバランスを崩し雪山に不時着。ムツミ隊員が様子を見にいくことになる。宇宙人の少年は逃走の際に脚を怪我していた。少年を気遣うムツミは近づこうとするが、彼は銃を向け拒否する。しかし、突如雪崩が発生。ムツミは動けない少年を抱え、彼の宇宙船の中に退避したのだった。
次のページへ フェデリコとオロラーンはヘラー軍団に騙されていた!
26 件