7月12日 人を快楽に溺れさせる花粉!? ウルトラマンティガの孤独な戦い!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 7月12日(1997年)

テレビマガジン編集部

人々に非難されながらもティガは戦う

すると、地中から巨大な木の怪獣・ギジェラが現れた。ヌークは、ギジェラの胸部にある巨大な花が咲けば、人類はこの世を天国と思い、光の巨人・ティガは不要になると言う。かつて光の巨人は、快楽に溺れた超古代人にとって自分たちは不要だと判断し、地球を去ったのだ。

日が暮れると催眠の効果は弱まった。しかし、急に辛い現実に戻された人々は、まるで禁断症状が起きたようにギジェラに集まる。一方、街ではギジェラを奪い合うという人間たちのトラブルが発生していた。GUTSのメンバー達も催眠状態からは覚めるものの、ギジェラの誘惑を断ち切ることはできず、ダイゴの「今のうちにギジェラを根絶やしにする」という提案を遠回しに否定する。

人々が争う夜の街を彷徨うダイゴ。しかし、かつて光の力を手にした際にユザレが語った言葉を思い出す。

「ウルトラマンは人類の選択にまで干渉しない。でも、ダイゴは別。あなたは光であり、人である。」

ダイゴは人間として、ギジェラに挑むことを決意する。

ギジェラの前に登場したウルトラマンティガ。しかし、人々はギジェラを倒さないようティガに懇願する。ティガはギジェラに攻撃するが、ギジェラは花粉や触手で反撃。人々もギジェラを応援してしまう。すると、ガッツウイング2号が現れた。GUTSのメンバー達は、苦しくとも「次の時代」にいくことを決意したのだ。仲間達から援護を受けたティガは、ゼペリオン光線でギジェラを爆破。すると、地中の本体が根を引っ込めて逃げようとする。ティガはそれを掴み、ウルトラヒートショックを繰り出してギジェラを完全に撃破したのだった。

超古代植物 ギジェラ

地中に深く根を張っている  ©円谷プロ PHOTO/講談社
【ウルトラ怪獣事典】
超古代植物 ギジェラ

身長/53メートル
体重/4万2000トン

本体と、世界中に咲かせた花の花粉によって、人々を催眠状態にする。その目的は、人類に滅亡を受け入れさせることだった。触手と胸部の花から噴射する花粉が武器で、活動を停止しているはずの夜間でもティガに優位に立つ戦闘力を見せた。

登場エピソード:『ウルトラマンティガ』第45話「永遠の命」(1997年7月12日放送)
脚本:右田昌万/特技監督:大岡新一/監督:松原信吾

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7月12日はダイゴがひとりでギジェラに立ち向かった日

7月12日は、ギジェラにより人々が催眠状態に陥ったエピソードの日。辛い現実にも立ち向かうことを願うダイゴは、ひとりでギジェラに挑むも、最終的には仲間達が駆けつけてくれました。

そして、ギジェラが倒されたことでヌーク達は消滅します。しかし、彼らは「本当の命」を知ることができたと、笑顔を浮かべて消えていくのでした。
※この記事は『ULTRAMAN ウルトラマン&怪獣手帳 今日もウルトラ怪獣日和 2022』をもとに構成しています。
©円谷プロ

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テレビマガジン編集部

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。