あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「7月12日」(1997年)。
突如世界中に咲き乱れたギジェラの花は、人間を幸せな気分にするという催眠状態に陥れるものだった。その効果は日が落ちると弱まるが、人々はギジェラの花粉を求めてしまう。本体であるギジェラを倒そうとするダイゴだったが、GUTSの仲間にさえ、それに反対されてしまった。ダイゴは、ただひとりギジェラに立ち向かおうとする。
ギジェラの花が咲く
そして、花から一斉に花粉が放たれた。少女はダイゴに「あなたは夢の世界に行かないの?」と問いかける。その後、ダイゴが仲間たちのもとに戻ると、彼らは子どものような無邪気な笑みを浮かべて催眠状態に陥っていた。ダイゴは謎の少女・テラを連れてダイブハンガーに帰還する。
ギジェラの花は世界中で咲いていた。人間がその花粉を吸うと、催眠状態に陥ってしまう。テラによると、ギジェラは地球の植物で、花粉を吸った人間は苦しまずに滅びるらしい。やがて花粉は広まり、世界中の人々が催眠状態に陥ってしまった。
仲間たちもおかしくなり、正気なのはダイゴだけだ。すると、テラが急に動かなくなり、ひとりの男が現れる。その男は、ヌークというテラの父親だった。彼らはギジェラによって滅んでしまった超古代人の生き残りで、サイボーグになってギジェラエキスを摂取することで、永遠の命を手にしていた。