あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「1月9日」(1999年)。冒頭しかウルトラ怪獣のでてこない、珍しいエピソードです。
前回(第17話「天の影 地の光」)、超巨大天体生物 ディグローブを迎撃するため、甲殻怪地底獣 ゾンネルの甲羅をむりやり開き、膨大なエネルギーを放出させたアグル。あたり一帯は激しい閃光に包まれた。
前回のウルトラ怪獣日和(『ウルトラマンガイア』第17話)を見る
東京を守ったガイア。しかし…
しかし、ガイアは爆発を受け、大ダメージを負う。そんなガイアに、アグルは「自分の命を犠牲にまでして、なぜ人間を守る?」と問い、姿を消した。
残る力をふりしぼり、ゾンネルを元々いた美宝山に返した我夢。「人間は地球にとって不要な存在」と考える藤宮が、なぜアグルの力を手にできたのか悩み、地球と人間を守る自分の考えにも疑問を持ちかけていた。
一方、以前藤宮に助けられたKCBのアナウンサーの吉井玲子は、今回の事件を報道した上で「いずれガイアとアグルが手を取り合う日が来ることを信じている」と発言した。それを街頭のテレビで見た藤宮は、苛立ちを感じて玲子に接触。「アグルは自分がするべきことをわかっている」と言い、自分がアグルであることを示唆して去っていった。