1月9日 直接対決! ウルトラマンアグルVSウルトラマンガイア

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 1月9日(1999年)

テレビマガジン編集部

侵略宇宙人や怪獣から平和を守るウルトラヒーローたち。ですが、時にウルトラマン対ウルトラマンの戦いが起きてしまうこともあります。果たして、地球に人類は必要なのか。何が本当に正しいのか悩みながらも戦うウルトラマンがいました。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「1月9日」(1999年)。冒頭しかウルトラ怪獣のでてこない、珍しいエピソードです。
人間大のサイズで変身し、廃工場で対峙するウルトラマンガイア(左)とウルトラマンアグル(右)  ©円谷プロ PHOTO/講談社
“平成ウルトラマンシリーズ”第3作の『ウルトラマンガイア』は、天才的な知能を持った人間たちの科学者ネットワークであるアルケミー・スターズの一員の高山我夢(がむ)が、地球の大地の光を手にしてウルトラマンガイアに変身。海の光を手にした藤宮博也=ウルトラマンアグルとともに地球を破滅に導く根源的破滅招来体と戦う物語だ。

前回(第17話「天の影 地の光」)、超巨大天体生物 ディグローブを迎撃するため、甲殻怪地底獣 ゾンネルの甲羅をむりやり開き、膨大なエネルギーを放出させたアグル。あたり一帯は激しい閃光に包まれた。

前回のウルトラ怪獣日和(『ウルトラマンガイア』第17話)を見る

東京を守ったガイア。しかし…

1999年1月9日に放送されたのは『ウルトラマンガイア』第18話「アグル対ガイア」。宇宙から地球に迫りくるディグローブへ、アグルによってゾンネルのエネルギーが向けられた。ガイアはバリアを張り、ディグローブの爆発で生じるエネルギーの反射熱から街を守ろうとする。光が収まり、ガイアはなんとか街を守ることに成功。ディグローブも撃破されたのだった。

しかし、ガイアは爆発を受け、大ダメージを負う。そんなガイアに、アグルは「自分の命を犠牲にまでして、なぜ人間を守る?」と問い、姿を消した。

残る力をふりしぼり、ゾンネルを元々いた美宝山に返した我夢。「人間は地球にとって不要な存在」と考える藤宮が、なぜアグルの力を手にできたのか悩み、地球と人間を守る自分の考えにも疑問を持ちかけていた。

一方、以前藤宮に助けられたKCBのアナウンサーの吉井玲子は、今回の事件を報道した上で「いずれガイアとアグルが手を取り合う日が来ることを信じている」と発言した。それを街頭のテレビで見た藤宮は、苛立ちを感じて玲子に接触。「アグルは自分がするべきことをわかっている」と言い、自分がアグルであることを示唆して去っていった。
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