9月27日 ウルトラマンレオ 怪獣になったカブトムシが地球に復讐をする!?

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 9月27日(1974年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「9月27日」(1974年)。
サタンビートルと戦うウルトラマンレオ  ©円谷プロ PHOTO/講談社
1974年4月12日より放送が開始された『ウルトラマンレオ』。地球を防衛する宇宙パトロール隊MAC(マック)のおおとりゲン隊員が変身するウルトラマンレオは、L77星が故郷で宇宙拳法の達人。得意の格闘技で宇宙の平和をまもる。ウルトラセブン=モロボシ・ダンがMACの隊長を務めていたことや、シリーズ後半のハードなストーリー展開は現在でも、ファンの間で語り草になっている。

病弱なジロウ少年は、環境破壊に敏感で空から「毒のゴミ」が降ってくるという夢にうなされていた。そんななか、MACは実験のため新兵器・CS137ロケット弾をクリーン星に発射。しかし、攻撃を受けたクリーン星人が復讐のために地球にやってくる。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

環境破壊に怯える少年

1974年9月27日は『ウルトラマンレオ』第25話「かぶと虫は宇宙の侵略者!」が放送された日です。体の弱い、梅田トオルの友人のジロウ少年。ジロウは最近、毒のゴミが降ってくる不思議な夢にうなされていた。飼っていたミドリガメは死に、カブトムシはいなくなってしまった。自分もこのまま死んでしまうのかと恐れるジロウ。すると、ジロウはパトロール中のゲンと遭遇。自分をマッキー3号で、きれいな星に連れていくよう懇願する。

しかし、ゲンはジロウのことを心配しつつも「もしほんとうに毒のゴミが降ってきたら、きれいな星に連れていく」と答え、ジロウの言うことをあまり深く考えてくれない。その後、ゲンはMAC基地に帰還。すると、地球防衛委員会は明朝6時、クリーン星に新兵器・CS137ロケット弾を実験のため発射するという連絡が入る。

その後、ジロウは夢の中でクリーン星人と出会う。クリーン星人によってクリーン星に連れてこられたジロウは、そこで死んでしまったミドリガメや、行方不明のカブトムシと再会。人の言葉を話せるようになったミドリガメたちは、クリーン星の素晴らしさを語り、ジロウの体もこの星で暮らせば元気になると言う。
ジロウ(右)の前に現れた、クリーン星人(左)  ©円谷プロ
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