10月3日 ザ☆ウルトラマン 人気怪獣がアニメで総進撃! ジョーニアスがレッドキングと激突

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」10月3日(1979年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「10月3日」(1979年)。
なんと! 口から火を吐くレッドキングと戦うウルトラマンジョーニアス  ©円谷プロ
『ザ☆ウルトラマン』は、ウルトラマンシリーズ初のテレビアニメーション作品として1979年4月4日より放送が開始された。科学警備隊のヒカリ超一郎隊員は、ウルトラの星・U40からやってきたウルトラマンジョーニアスと一体化し、怪獣や宇宙人と戦う。アニメーション制作は日本サンライズ(現・サンライズ、バンダイナムコフィルムワークス)が担当し、著名なクリエーターが多数参加している。

U40の大賢者は邪悪なバラドン星人の襲来を察知。U40の戦士たちを向かわせるも、バラドン星人の円盤は地球にワープしてしまう。地球に到着したバラドン星人は、レッドキングやアーストロンといった強豪怪獣を出現させる。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

凶悪バラドン星人が、怪獣軍団を連れて地球へ!

1979年10月3日は『ザ☆ウルトラマン』第27話「怪獣島浮上!!」が放送された日です。以前にヒカリも訪れた、ウルトラマンジョーニアスの故郷・U40。その指導者である大賢者は、バラドン星人の接近を察知する。バラドン星人とは、かつてU40を襲撃したこともある凶暴な宇宙人だ。ロトやエレクたち5人の戦士たちは、宇宙空間でバラドン星人の拠点とみられる小惑星を攻撃するも、ワープによって逃走されてしまう。バラドン星人が地球に向かったと推測した大賢者は、地球のジョーニアスにメッセージを送った。

前回の戦いを最後にアキヤマキャップが異動になったことから、隊長不在の科学警備隊だったが、突如空に浮かんだウルトラ文字を見て、何かの警告だと気づく。ヒカリは文字を読むため隊員たちのもとを離れジョーニアスに変身し、大賢者からの「バラドンが地球に向かっている」というメッセージを受け取るのだった。その後、正体不明の巨大隕石が海上に着水し、まるで島ができたようにその場に浮かぶ。実は、隕石はU40付近からワープしてきた小惑星で、内部にはバラドン星人の宇宙線が隠されていた。パラドン星人は怪獣墓場から連れ出した怪獣を地球の環境に慣れさせるため、まずアーストロンとゴーストロンを出現させる。
ゴーストロン(右)とアーストロン(左)  ©円谷プロ
スーパーマードック号で調査に来た科学警備隊に気づくと、怪獣たちは一斉に攻撃を開始。しかし、新たにゴキネズラが現れると、怪獣たちは仲間割れをはじめてしまう。さらに現れたアボラス、バニラも怪獣同士で戦い始め、島は巨大怪獣が暴れ回る怪獣島となってしまった。一方、島が人工物であり、何者かに操縦されていることに気づいた科学警備隊は、島が東京に到着する前に破壊しようとする。しかしスーパーマードック号の武装では効果は薄いので、ヒカリとマルメ隊員が島に上陸し、島の内部に爆弾を仕掛けるという危険な作戦に出る。
怪獣を出現させるバラドン星人だったが、コントロールできなかったのが裏目に!  ©円谷プロ
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