著:はやみね かおる 絵:K2商会
校長からひとこと
3年5カ月ぶりの、怪盗クイーンです。それだけ長い間書かなくても、ちゃんと怪盗クイーンは生きてました。生きてるだけで、仕事はしてませんでしたけどね。この本ぐらいから、仙太郎とヴォルフが“仲良しコンビ”認定されてるんですね。……まぁ、作者としては書きやすいコンビです。しかし、シリーズが長くなるとキャラがポンコツ化するという法則通り、どんどんキャラが壊れていってますね。まさか、ジョーカー君まで、あんな歌を歌うとは……。あと、今回の登場人物の名前には、ある決まりがあります。わかりますか?「ヒント:女王蜂」――あとは、自分で調べてみてください。(発行日2011/10/15)
怪盗の美学にかなう、次なる獲物は、なんと日本! 舞台は、竹取の翁の末裔が住むといわれる、秘境、竹鳥村。狙うは、不老不死の秘薬“蓬莱(ほうらい)”だ。そんなおり、竹鳥村では、絶世の美女、春咲華代をめぐって、現代のかぐや姫騒動が勃発していた。探偵卿の仙太郎やヴォルフ、クイーンの命を狙う暗殺臣(アサッシン)まで乗りこんできて、竹鳥村は大騒動! はたして、蓬莱を手にするのは、だれか……!?
発売日 | 2011/10/08 |
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価格 | 定価:円(本体1080円) |
ISBN-13 | 9784062852333 |
判型 | 新書 |
ページ数 | 496 |
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ミノ @PZERZ
ミノ @PZERZ
【この投稿はネタバレを含みます】
続きを見る最後まで展開が読めず、ページをめくる手が止まらなかったです!読みながら「この人はクイーンの変装?それとも本人?」と怪しんでいましたが、てんで外れてしまい、本格ミステリすぎてひっくり返りました。ちょっぴりファンタジー&ホラー要素もあり、そして暗殺臣戦ではカッコいいバトル描写もあり、さらには仙太郎&ヴォルフのバディもの感もあり、堀越組のギャグもあり、この1冊に最高エンタメが詰め込まれています! 最後に明かされるクイーンの本音には、胸がきゅっと切なくなりました。
美琴 @Z5HHR
美琴 @Z5HHR
【この投稿はネタバレを含みます】
続きを見る約3年半ぶりの新刊、このページ数は嬉しかったです。当時高校受験期だったので単語帳のカバーを被せ、勉強している風を装って読んだのを覚えています。この厚さなので単語帳のカバーは変なところに折り目がついてしまいました(笑) かぐや姫に蓬莱、きっとみんなが知っているだろう昔話にクイーンが加わるワクワク感、まんまと騙されましたし、相変わらずの堀越組やヴォルフと仙太郎の仲良しコンビに笑いました。そして1人の時に後ろを振り向くのが怖くなるくらいにはゾクッとしました。 “子どもには、ハッピーエンドの物語を聞かせてあげたい”、だから私は先生の作品が好きなんだと改めて実感しています。
あさだま @Yguk4
あさだま @Yguk4
【この投稿はネタバレを含みます】
続きを見るクイーンが影郎をボコボコにしていたのが面白かったです。 クイーンが全く予想してなかった人に変装していたので、とても驚いた記憶があります。