ツレ婚から2年で2人出産! アラフォースタイリスト、5人家族になります

スタイリスト・田沼 トモミのブログ 「つぎはぎ家族のパッチワークな毎日」

スタイリスト:田沼 トモミ

はじめまして。

本記事よりAne♡ひめ.netで連載をはじめさせていただくことになりました、
スタイリストの田沼トモミと申します。
本誌のAne♡ひめはもちろん、雑誌やWEBなどメディアを中心に、ファッションからライフスタイル分野まで幅広くお仕事しています。
この家族写真は過去のものになりますが、
Aneひめジャスト世代の小学2年生女子と、イヤイヤ絶頂期の1歳10ヵ月の女児、ハンガリー人の夫、そして私の4人。

現夫との結婚歴は2年弱。
つまり離婚からの再婚、そして次女出産、というやや“Unusual”な(珍しい)ステップを経た家族構成です。

長女と夫の間には血縁のつながりはありませんが、3年弱の間一つ屋根の下で暮らす家族としてこれまで生活してきました。

いわゆるこのような子連れ再婚を一般的には「Step Family(ステップファミリー)」と言います。

日本ではまだまだ認知度も低く、言葉の意味としては1割しか知られていませんが、欧米ではスタンダードな言葉として認識されています。

別名「Patchwork Family(パッチワークファミリー)」「Blended Family(ブレンディッドファミリー)」とも言うらしい。

さまざまな個性のあるキルトが組み合わさってできたパッチワークのように家族も、血のつながりに関係なく一枚布になる。

そんなポジティブな考え方がいいなあ~という思いもあり、最近では「パッチワークファミリー」と説明しています。

直訳して「つぎはぎ家族」

という流れで、ブログ名にも採用!
離婚や再婚についてまだまだ日本ではネガティブなイメージがあり、当人たちもなんとなく隠してしまう風潮が濃くありますが、
もっとオープンでもいいんじゃないかな、
と個人的には考えています。

「幸せのカタチ」は人それぞれ。

シングルが心地よい人
婚姻関係を持たない事実婚カップル
子どもを持たないdinks
シングルペアレント
養子縁組の親子などなど……。

形式は自由。
選択は自由。

ようやく性別や国籍・人種の垣根を超えて、“違い”や“多様性”を認め合える社会に少しずつ突入してきているので。

家族の形もいろいろ。

そんなことを子どもたちにも少しずつ伝え、発信していくことも、もしかしたらこの状況下にいる私の使命なのかも……。


な~~んてぼんやり考えたりして。


とはいえ理想を掲げたところで「パッチワーク」ゆえに生じる問題はまだまだ山積みです。

越えなければいけない難題を一つ一つクリアしていくことが“自由”や“幸せ”への道なのかもしれません。
パッチワークファミリーとしての難題は数えればキリがありませんが、そうじゃなくとも、元々環境の違うもの同士が結婚して出産して子育てして……。

で、何の問題もなくHAPPY~~~! って夫婦は100組に1組いるかいないかなんじゃないかなって思います。

いや、もしかしたら1000組に1組いるかいないか……!?

他人同士、考え方も価値観も違う中で共同生活をするのは簡単なことではなく。

よほど感覚が合わない限りはぶつかるのは当たり前のことなのではないかなって思います。

私の場合、1度めの結婚からの子育てはほぼワンオペでしたし、離婚をして長女と2人暮らしをしていたころも誰かのペースに合わせることなく自由気ままな生活を送っていたので。

親子2人きりの生活は、もちろん大変なこともありましたが自分の心地よいペースで進めることができたので今思えばラクだったなという感じです。

ところがある日新たな同居人、それも価値観や習慣も全く違う人物とのシェア生活がスタート。
他者と共同生活する難しさという点について想像以上に疲弊、日々衝突。
再婚は間違いだったのか!? と思うことすらありましたが、思えばどの家庭も理想とギャップに苦しむのだろうなあと今となっては悟っています。


次女出産では、ゼロから子育てをするのが初めてだった夫。
子育て歴は夫より長いという私の思いが、もしかしたらマウントにつながったのかもしれませんが、自分なりの子育てをしたいという夫の思いも相まって、互いに歩調を合わせて生活するということはそう簡単ではなかったです。
今でもなかなか意見の食い違いも多く奮闘中です。

日本ではたいていの女性が妊娠・出産を経て子育ての基盤を作り、パパはそれに便乗するケースが多いものだと思いますが、どうやら私の夫の価値観はそうではないらしい。
自分なりの育児理念があるらしく、揉めることもいまだにしばしばあります。

「なんで夕食前にバナナあげるんだろう。」
(ご飯食べれなくなるじゃーん……。)

「なぜ隙あらばゼリーやジュースをすぐ与えるんだろう。」
(欲しがったときに与えてばかりいたらキリがないじゃないか~~~)

「どうして座らせておやつをあげないんだろう。」
(ジュースのベタベタ、床掃除するの誰……!?)

とかね。
こっちは思うわけですよ。
って、全部内容が食べ物の件ですけど!!笑


それを指摘すると、
「いいんじゃない!? だって欲しがったからあげたんだ」
と答えが返ってくる。

「僕は子どものころ無理して嫌いなものを食べさせられたから、好きなものを存分にあげたい」
が彼の言い分、というわけです。

う~~~~ーーーーーーん……。
わからないではないが。

真面目が取り柄な日本人としては、そこ違くない!? って思っちゃうわけです。
「甘やかさないで!」ってね。

でもまあ、私の考えを押し付けるわけにもいかず、育った環境も違うわけなのでお互い歩み寄るしかないんですが。

みんな、いったいどうやって子育てや家事をシェアしてるの!? ってめちゃめちゃ気になります。
マイクを片手に取材してみたい。笑
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