3児のママスタイリスト提案「子連れキャンプを成功させる5つの掟」おすすめアイテムから設営のコツまで

スタイリスト・田沼トモミのブログ 「つぎはぎ家族のパッチワークな毎日」8

スタイリスト:田沼 トモミ

こんにちは。スタイリストの田沼トモミです。
我が家は小学3年生の長女・1号、2歳児の次女・2号、0歳児ベビーの末っ子長男・3号、そしてハンガリー人の夫と私の5人ファミリー。

子連れ再婚で夫と長女との間に血縁関係はなく、血の繫がりも国籍も姓も言語も文化も価値観もバラバラな、いわば「パッチワーク」のような家族です。

あっという間に夏が終わってしまったんで、振り返りの備忘録とでも言いますか……。今回は子連れキャンプのお話を!
学生のころはキャンプもよく行きましたが、子連れキャンプとなるとまた話は別……! ファミキャンの極意みたいなのも我が家なりに確立しつつありますが、思えば田沼家の初期キャンプはひどいもんでした〜。

〈田沼家の初期キャンプ失敗談〉
①積載量が見合わず出発出遅れ
②渋滞ですでに日も暮れたころに到着。周りのファミリーたちがごはん食べてるころに食事作り
③焚き火で飯ごう炊飯中、飯ごう落下で火がついた薪も落下しあわや大惨事!
④カレーを作りすぎ、勿体無いと持ち帰ったら車内でカレーがダダ漏れ事件
⑤「あれがない」「これがない」で夫と喧嘩し険悪ムードに
……他エトセトラw w w

自然に包まれ癒やされる予定だったのに、失敗だらけで疲労感強めなトホホな帰り道でした。
Amazonから届いたキャンプ道具を段ボールごと持ち込んだりしてね……。ったく、オイオイだよまったくよぉ〜……。
しかしながら「自然の中で月一キャンプをしたい」という夫の意向もあり、経験を重ねてやっと最近慣れてきました。

どんなシーンでもイライラしないために「心に余裕を持つ」。
(昨年第3子が生まれたことで、またチビ連れとなると予測不可能な行動もとにかく多く、まだまだ改善点はたくさんあります)

とはいえ心身ともに無理せずゆるく楽しむ「田沼家流チビ連れキャンプ5つの掟」、ご興味あれば覗いてみてください。

①前日に荷物を積み込んで、出発はとにかく早めに!

渋滞やら予期せぬ子どものお世話が入り、最短で移動できるという保証がないのが子連れキャンプ。初めに車に荷物を積むのも一苦労なので、出発時間が遅くならないために前夜に搬出して事前に積載するのがおすすめです。

行き先に時間がかかる場合は6時や7時に出ることもあるのでなんならパジャマのまま連れていく我が家(笑)。朝ごはんも、この日はコンビニで買うなどして車中で食べさせます。

早めに出発すれば渋滞も最大限回避できて、現地で新鮮な食材を買う時間の余裕もできます。子どもと一緒に道の駅や現地のスーパーで買い物をして「キャンプ楽しみ〜!」という雰囲気を作っていくとその後が楽でおすすめです!
キャンプ場で食べるおやつを買ってご満悦のガールズ
朝が早けりゃ車で寝るのが子どもです

②食事作りはがんばるな! レトルトや冷凍食品を活用!

#キャンプ飯 とSNSで検索すると、素晴らしい豪華なごはん画像がずらりとでてきますよね。ですが、正直子連れキャンプで、ごはんを頑張って作るのはとってもハードル高い!

子どもからの「ママー! ママ〜〜〜!」コールがはじまるとごはん作りに集中なんてできたものではありませんよね。
私は、食事作りが目的のキャンプでなければ、「子連れキャンプはレトルト食材や缶詰や冷凍食品など利用して手間なしゴハン」を提唱しています!
母なら、1からがんばって作っても、悲しいかな食べてくれないケースもご経験あるのではないでしょうか?

「せっかく作ったのに」とか「キャンプっぽいご飯作らなきゃ……」と、使命感になってしまうと、楽しいキャンプが疲れてしまうのは本末転倒ですよね。

キャンプならば、キャンプらしい楽しい雰囲気で、ひとつや二つ作る過程をサボっても舌の肥えてない子どもなら「まずい」とか言わないでしょうし。

子どもが大きくなったら、ゆっくり食事を楽しめるキャンプを楽しもうと思います。
冷凍のフライは簡単で満足度も高いし冷めにくい。給仕に忙しいかーさんもあったかいうちに食べられる!
お湯はすぐに使えるようスタンレーのボトルに。現地で沸かす時間もガスも節約! 24時間は余裕でアツアツなのでおすすめです!
保冷剤のほかにZiplocごと凍らしたものをクーラーにIN。冷却アップものぞめるし、かち割って晩酌の氷にもなります!

③ミニマムなサイト作りを意識し、作業の効率をアップ

映えるキャンプサイトを作ろうとこだわればこだわるほどギアやグッズって増える一方なのです。

グッズが増えれば積載も増えるし組み立ての手間も増える(そしてお金もかかる笑)ので、子どもの世話が大変なうちは必要最低限のギアに絞って、設営を長引かせないコンパクトなサイト作りにしようと思い至りました。

我が家はツールームテントでタープは跳ね上げ式。雨が降らない限り、別途タープ設置などはしません。
また、モノを分散させず、定位置を決めることも重要! グッズはジャンルごとに1ヵ所にまとめることを徹底すれば“探す”という無駄なアクションもストレスも減るし、作業の効率UPにも繫がります。

「あれない!」「これない!」で、イライラしないよう、できるだけ大人同士の共有も大事!

我が家は食材や食器やカトラリー、ラップやティッシュなどごちゃつきやすい生活感がでやすいものはボックスに分けてコールマンのカートにひとまとめしています。撤収しやすい稼働性の良さも重要です。
食材や食器やカトラリー、ラップやティッシュなどごちゃつきやすい生活感がでやすいものはボックスに分けてカートにひとまとめ。撤収しやすい稼働性も重視
ハイスタイルのキッチンで作業効率をUPしざっくり見える収納。0歳boyがいるので、火を遠ざけるなどの安全性も考慮
いつかお隣のサイトにいた5人家族さんのレイアウトは、車の上部につけたルーフテント、車サイドにキッチン兼ハイテーブル&ハイチェアーのみのミニマムスタイルでした。

基本車から荷物は出さず、食事のあとはすぐに遊びに出かけ、キャンプサイトで過ごした時間は寝るときと食事のときだけ。もちろん撤収は数分で完結!

今は乳幼児がいるのでなかなか難しいですが、我が家もいつかはこんなシンプルなキャンプスタイルを目指したいです。
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