
【8月15日は終戦の日】「戦争」について考える青い鳥文庫の本
戦後80年、青い鳥文庫で「戦争」について知ろう
2025.08.15

8月15日は終戦の日
そして、今年は戦後80年の節目(ふしめ)にあたります。しかし今も、世界には戦争が続いている地域があります。
今回は、戦争について考えるきっかけになる青い鳥文庫の作品を7冊ピックアップしました。
「戦争はなぜ起きたのか」 「戦争を起こさないためにはどうしたらいいのか」青い鳥文庫の作品を通して、一緒に考えてみませんか。
目次
『ほんとうにあった 戦争と平和の話』

ほんとうにあった、戦争と平和にまつわる14の読みやすい物語をお届けします。「タリバンに撃たれた少女マララ」「ユダヤ人亡命者の命を救った杉原千畝」「特別支援学校の子どもたちの疎開」「アンネ・フランクのバラを育てる日本の中学」「戦争を取材したジャーナリスト山本美香」「国連で難民支援に奮闘した緒方貞子」などを収録。
『白旗の少女』

太平洋戦争末期の沖縄本島の南部。この日本最大の激戦地で、逃亡の途中に兄弟たちとはぐれたわずか7歳の少女が、たった1人で戦場をさまよっていました。しかし少女は、偶然出会った老夫婦に助けられ、白旗を持って1人でアメリカ軍に投降し、奇跡的に一命をとりとめます。この少女の戦場での体験を追った愛と感動の記録です。
『窓ぎわのトットちゃん』

小学生のころ、「トットちゃん」と呼ばれていた黒柳さんが通っていたのは、トモエ学園という少し変わった学校。電車の教室、好きな科目から勉強していい授業、勉強が早く終わった後の散歩、そして「君は、ほんとうは、いい子なんだよ。」と言ってくれる小林先生。そんな学園がトットちゃんは大好きでした。しかし、学園での楽しい生活にも戦争の足音が近づいてきて……。
『二十四の瞳(新装版)』

昭和3年春。小豆島のみさきの村に、若い女の先生が洋服を着て、新しい自転車に乗ってきました。その姿に、いつものように新米の先生をいじめようと待ちぶせていた子どもたちはびっくり! そうやって出会った先生と1年生12人は、だんだんと心を通わせていきます。しかし、子どもたちが成長するにつれ、少しずつ、でも確実に影を落とす戦争の存在。生徒たちは、ひとり、またひとりと困難に陥っていきます。
『パンプキン! 模擬原爆の夏』

ある夏休み、大阪に住む小学5年生のヒロカの家に、同じ年のいとこ・たくみが「模擬原爆」について調べるためにやってきます。模擬原爆というのは、原子爆弾を落とす練習用の爆弾のことで、丸い形をしているため「パンプキン」と呼ばれていました。その練習用の爆弾でたくさんの人が亡くなったと聞き、ヒロカはたくみと一緒に模擬原爆について調べることに……。
『サウンド・オブ・ミュージック トラップ一家の物語』

母親を亡くした5歳から14歳までの7人の子どもたちの母親となったマリアは、家族で、トラップ・ファミリー聖歌隊を作りました。しかし、ザルツブルグ音楽祭で優勝し、有名になった一家は、ヒトラーの誕生日に歌うことを強要され……。この作品は、映画「サウンド・オブ・ミュージック」のもとになった、本当にあったお話です。青い鳥文庫版ではトラップ一家の写真アルバムも収録しています。
『アンネ・フランク物語』

第二次大戦中、15年9か月という短い生涯をかぎられた自由のなかですごし、亡くなった少女、アンネ・フランク。ユダヤ人であるというだけで、食べることも眠ることも制限された中で、アンネは一日一日を生き、そして死にました。いつ出られるかもわからない隠れ家の中でアンネが書き続けた日記からは、自由を奪われてもなお、未来に希望を失わなかった彼女の姿を知ることができます。
戦後80年を迎えるこの機会に、気になる本があったらぜひ読んでみてください!