フェラルズ 2 黒き群れの襲来

著:ジェイコブ・グレイ   訳:岡田 好惠  

発売日 2017/03/16
価格 定価:1,650円(本体1,500円)
ISBN-13 9784062204828
判型 四六
ページ数 354ページ

〈フェラル〉とは、動物と意思を通わせ、彼らを自在に操る能力者――。〈カラスのフェラル〉、コーは、能力を受け継いだ自らの過去を知るために、5歳まで暮らしていた家に忍び込む。そこで奇妙な老人から、黒い石を託された。謎を秘めた石を狙うのは、「女王」と呼ばれる強大なフェラル。代々、この石を守ってきた〈カラスのフェラル〉の血の重さとは? 石が持つ能力とは? あなたの生理的感覚を脅かす、異能力バトル第二弾!!


〈フェラル〉とは、動物と意思を通わせることができ、彼らを自在に操れる能力者――。一子相伝のその能力は、ある者たちには能力を持たぬ人間たちを支配する欲をもたらし、また、ある者たちには均衡と平和を強く希求する心をもたらした。そして、彼らの間に生まれた深い溝は、“ダークサマー”と呼ばれる、最悪の連続犯罪のかたちでブラックストーンの街を襲ったのだった――。
忌まわしき夏の終わりから8年後のブラックストーンを舞台に、この物語は始まる。

〈カラスのフェラル〉、コーは、『死者の国』からの復活を目論んでいた〈クモのフェラル〉、スピニング・マンを倒し、元の世界へと帰還した。彼は、母からフェラルの能力を受け継がれた自らの過去を知るために、5歳まで両親と暮らしていた家に忍び込む。そこで出逢ったのは、ひとりのやせっぽちの少女・セリナ。そして、黒い石をコーにたくした、奇妙な老人だった……。
謎を秘めたミッドナイト・ストーンが引き寄せたのは、新たなる戦いだった。蛾、そしてドブネズミを操るフェラルに襲われ、まだ見ぬ脅威を感じたコー。街の平和を重んじるフェラルたちは形勢逆転のために集結し、反撃に転じようとするが……。
ミッドナイト・ストーンを狙う連中の背後に潜むのは、スピニング・マンをもしのぐ能力と狡猾さを秘めた、強大な女王。戦いの中で、コーは、自身に受け継がれた〈カラスのフェラル〉の血の重さと、石が持つ、あまりにも危険な力を知る――。
さまざまな獣や蟲を操る〈フェラルズ〉が、あなたの生理的感覚を脅かす! 異能力バトル第二弾、ついに開幕!!

1 白い顔の男 2 フェラルの掟 3 告別式 4 シルクとピンカートン 5 “ミッドナイト・ストーン” 6 裏切り者 7 石の秘密 8 復讐 9 侵入 10 ハエの女王 11 敗北 12 墜落 13 チャンス復活 14 クエーカーの伝言 15 墓地の地下 16 時の海へ 17 乱闘 18 裏切りの代償 19 一騎打ち 20 覚悟しろ 21 母と娘 22 動物園 23 病院

0 件

オンライン書店

この作者の書籍

もっと見る

Pick Upピックアップ記事

Rankingランキング

Event&Present
イベント&プレゼント

Trend今日のトレンド

Editor’s Pick Up
編集部のおすすめ

監修者・専門家一覧

角野 栄子
児童文学作家
1935年東京・深川生まれ。大学卒業後、出版社勤務を経て24歳からブラジルに2年滞在。その体験をもとに描いた『ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて』で、1970年作家デビュー。 代表作『魔女の宅急便』は舞台化、アニメーション・実写映画化された。産経児童出版文化賞、野間児童文芸賞、小学館文学賞等受賞多数。その他、「アッチ、コッチ、ソッチの小さなおばけ」シリーズ、『リンゴちゃん』『ズボン船長さんの話』。紫綬褒章、旭日小綬章を受章。2016年『トンネルの森 1945』で産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、18年3月に児童文学の「小さなノーベル賞」といわれる国際アンデルセン賞作家賞を、日本人として3人目に受賞。 2023年には、江戸川区に「魔法の文学館」がオープンした。 写真提供:魔法の文学館 童話作家・角野栄子のオフィシャルサイト 魔法の文学館オフィシャルサイト
ナコ
イラストレーター
宮城県仙台市在住。イラストレーター。アパレル・キャラクターのデザイン会社にてグラフィックデザイナー・イラストレーターとして活躍後に、フリーに転身。現在は、書籍や雑誌、広告のイラストから企業キャラクターデザイン、エッセイ漫画執筆、雑貨やテキスタイルデザインも手がけている。ブログ、SNSでもエッセイ漫画を公開中。 【著書】「ナコさんちの頑張らない家事」(KADOKAWA) ▼webサイト▼ https://nfsn66.net/ ▼ブログ▼ https://ameblo.jp/nacomusud/ ▼instagram▼ naco.nfsn66 ▼Twitter▼ @nfsn66
佐野 洋子
絵本作家・エッセイスト
1938年6月28日中国・北京生まれ。武蔵野美術大学デザイン科卒業。 主な作品に『100万回生きたねこ』(講談社)、『おじさんのかさ』『おばけサーカス』(講談社・サンケイ児童出版文化賞推薦)、『すーちゃんとねこ』(こぐま社)、『わたしのぼうし』(ポプラ社・講談社出版文化賞絵本賞)、『だってだっての おばあさん』(フレーベル館)、『ねえ とうさん』(小学館・日本絵本賞/小学館児童出版文化賞)などの絵本や、童話『わたしが妹だったとき』(偕成社・新美南吉児童文学賞)、さらに『神も仏もありませぬ』(筑摩書房・小林秀雄賞)、『役にたたない日々』(朝日新聞出版)、『シズコさん』(新潮社)、『死ぬ気まんまん』(光文社)、『佐野洋子対談集 人生のきほん』(西原理恵子/リリー・フランキー 講談社) などのエッセイ、対談集も多数。 2003年紫綬褒章受章、2008年巌谷小波文芸賞受賞。2010年11月5日72歳で逝去。 ©︎ JIROCHO, Inc.               
TOP