フェラルズ3 白き傀儡の逆襲

著:ジェイコブ・グレイ   訳:岡田 好惠  

発売日 2017/08/24
価格 定価:1,650円(本体1,500円)
ISBN-13 9784062206433
判型 四六
ページ数 322ページ

〈フェラル〉とは、動物と意思を通わせ、彼らを自在に操る能力者――。ミッドナイト・ストーンによってフェラルの能力を手に入れた犯罪者たちが街に放たれた! 銀行強盗を阻止しようとしたコーたちのピンチを救ったのは、〈コヨーテのフェラル〉だった。“ハエの女王”の娘も病院からさらわれ、新たな黒幕の存在を感じるコーたちだが、見えない敵の前に疑心暗鬼に陥って……。あなたの生理的感覚を脅かす、異能力バトル最終章!!


アニメ&映画化で話題独占の大ヒットマンガ『テラフォーマーズ』原作の貴家悠先生が驚愕! 「カラス!クモ!毒蛇!ゴキブリ!!そして人間ッ!! 街の存亡を懸けた“いきもの大戦争”、開幕ゥゥッ!!!!」

最大の児童書見本市、ボローニャ・ブックフェアにおいて35ヵ国の出版社が翻訳出版に名乗りを上げ、Fox 2000が映画化権を取得した、話題のダーク・ファンタジー。
「スピード感があって、どんどん読める」「伏線がうまく張られている。よくできたファンタジー」(Amazon UK)/「動物と暮らしてきた主人公が、少女との出会いで人間本来のコミュニケーション能力を取り戻していくところが、よく書けている」(Amazon US)

〈フェラル〉とは、動物と意思を通わせることができ、彼らを自在に操れる能力者――。一子相伝のその能力は、ある者たちには能力を持たぬ人間たちを支配する欲をもたらし、また、ある者たちには均衡と平和を強く希求する心をもたらした。そして、彼らの間に生まれた深い溝は、“ダークサマー”と呼ばれる、最悪の連続犯罪のかたちでブラックストーンの街を襲ったのだった――。

忌まわしき夏の終わりから8年後のブラックストーンを舞台に、この物語は始まる。

〈カラスのフェラル〉に代々受け継がれてきたミッドナイト・ストーンを使い、“ハエの女王”は刑務所に投獄されていた犯罪者を集めて、新たに〈フェラル〉の能力を与えた。女王を倒したコーだったが、逃げ出した犯罪者たちは、その能力を使って犯罪を繰り返していた。彼らに銀行強盗の計画があることを突き止めたコーたちは、犯行現場で〈ヒョウのフェラル〉、〈バイソンのフェラル〉と戦い、絶体絶命のピンチに陥るが、窮地を救ったのは、“ダークサマー”をジョーカーたちと戦い抜いた、〈コヨーテのフェラル〉だった。
“ハエの女王”の娘で意識不明だったはずのセリナが病室から消え、一連の〈フェラル〉の犯罪の裏で、新たに糸を引く者の存在を感じるコーたち。しかし、見えない真の敵に翻弄され、コーの仲間たちの間には、疑心暗鬼の心が芽生え……。

1 やまない雨 2 帰ってきたジョニー 3 セリナ 4 不気味な子守歌 5 罠 6 会議 7 “ホワイト・ウィドー” 8 ネコを捜せ 9 ブラック・コルバス 10 解けたからくり 11 私刑 12 決闘 13 白いクモを追え 14 裏切り者の正体 15 これも罠!? 16 白き傀儡 17 再会 18 絆 19 大団円

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角野 栄子
児童文学作家
1935年東京・深川生まれ。大学卒業後、出版社勤務を経て24歳からブラジルに2年滞在。その体験をもとに描いた『ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて』で、1970年作家デビュー。 代表作『魔女の宅急便』は舞台化、アニメーション・実写映画化された。産経児童出版文化賞、野間児童文芸賞、小学館文学賞等受賞多数。その他、「アッチ、コッチ、ソッチの小さなおばけ」シリーズ、『リンゴちゃん』『ズボン船長さんの話』。紫綬褒章、旭日小綬章を受章。2016年『トンネルの森 1945』で産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、18年3月に児童文学の「小さなノーベル賞」といわれる国際アンデルセン賞作家賞を、日本人として3人目に受賞。 2023年には、江戸川区に「魔法の文学館」がオープンした。 写真提供:魔法の文学館 童話作家・角野栄子のオフィシャルサイト 魔法の文学館オフィシャルサイト
ナコ
イラストレーター
宮城県仙台市在住。イラストレーター。アパレル・キャラクターのデザイン会社にてグラフィックデザイナー・イラストレーターとして活躍後に、フリーに転身。現在は、書籍や雑誌、広告のイラストから企業キャラクターデザイン、エッセイ漫画執筆、雑貨やテキスタイルデザインも手がけている。ブログ、SNSでもエッセイ漫画を公開中。 【著書】「ナコさんちの頑張らない家事」(KADOKAWA) ▼webサイト▼ https://nfsn66.net/ ▼ブログ▼ https://ameblo.jp/nacomusud/ ▼instagram▼ naco.nfsn66 ▼Twitter▼ @nfsn66
佐野 洋子
絵本作家・エッセイスト
1938年6月28日中国・北京生まれ。武蔵野美術大学デザイン科卒業。 主な作品に『100万回生きたねこ』(講談社)、『おじさんのかさ』『おばけサーカス』(講談社・サンケイ児童出版文化賞推薦)、『すーちゃんとねこ』(こぐま社)、『わたしのぼうし』(ポプラ社・講談社出版文化賞絵本賞)、『だってだっての おばあさん』(フレーベル館)、『ねえ とうさん』(小学館・日本絵本賞/小学館児童出版文化賞)などの絵本や、童話『わたしが妹だったとき』(偕成社・新美南吉児童文学賞)、さらに『神も仏もありませぬ』(筑摩書房・小林秀雄賞)、『役にたたない日々』(朝日新聞出版)、『シズコさん』(新潮社)、『死ぬ気まんまん』(光文社)、『佐野洋子対談集 人生のきほん』(西原理恵子/リリー・フランキー 講談社) などのエッセイ、対談集も多数。 2003年紫綬褒章受章、2008年巌谷小波文芸賞受賞。2010年11月5日72歳で逝去。 ©︎ JIROCHO, Inc.               
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