カマラ・ハリス物語

著:岡田 好惠  

発売日 2022/04/27
価格 定価:1,540円(本体1,400円)
ISBN-13 9784065269794
判型 四六
ページ数 192ページ

「初の女性かもしれません、でもわたしが最後になるつもりは、ありません」
夢を実現するには、どうするか?
 彼女はいつも真剣に考え、行動し続けました。
 アメリカ社会には、”ガラスの天井”と呼ばれる、目に見えない壁があるといわれます。それは、女性の社会進出や昇進をひそかにさまたげる差別の壁です。
 ハリスさんは、その厚い壁をみごとに打ち破り、アメリカ初の女性副大統領、有色人種の副大統領になりました。すばらしいことです。
 けれども、この本は偉人伝ではありません。
 カマラ・ハリスという、アジア系黒人の一少女が、様々な人種が共に暮らすアメリカで、どんな子ども時代を送り、どんな風に考え、どんな風に努力して、今のハリスさんになったのかを、あなたといっしょに考える一冊としたいのです。
ーー本文より。


 巻末には、カマラ・ハリス勝利演説の原文と全訳、あわせて、キング牧師の演説抜粋と、大統領就任式で朗読されたアマンダ・ゴーマンの詩抜粋(すべて原文と訳)を掲載。

目次 1 子ども時代 ◆ほしいのは“じゆう”! ◆両親の離婚と母の教え  ◆突然の転校 2 大学時代 ◆名門ハワード大学へ ◆家族のきずな ◆ハリス“仲良し”姉妹 ◆伝統ある女子学生クラブのメンバーに (コラム)アメリカの女子学生クラブ 3 検察官を目指す ◆法科大学院へ ◆検察官インターン生活の贈り物 ◆まさかの司法試験不合格 ◆新米検事補の決意 4 サンフランシスコ地方検事に ◆手作り選挙運動  ◆信念を貫いて 5 カリフォルニア州司法長官に ◆より長くより厳しい挑戦 ◆自分を知ってもらうために ◆弱者を最優先に 6 司法長官の結婚 ◆親友の一言 ◆結婚式 ◆カマラは“ママラ” 7 合衆国上院議員に ◆チャンス到来 ◆“カモジ・バス”に乗って ◆苦い勝利 (コラム)アメリカの政党 (コラム)民主党と共和党 8 政界の荒海に乗り出す ◆ワシントンへ ◆民主党期待の新星として  (コラム) アメリカの最高裁判所 アメリカの大統領選挙 ◆「わたしには夢がある」 ◆負けて勝つ (コラム) BLM運動をはじめた人 ◆女性の権利を守るために (コラム) ジョー・バイデンは人の痛みがわかる人 キング牧師と「キング牧師の日」 9 副大統領への道 ◆皆さん、民主主義に参加してください! ◆副大統領の勝利演説──「最初かもしれないけれど、最後にはならないつもりです」 ◆道は厳しくても ◆その後のアメリカ、その後の世界、そして私たち (コラム) ”桂冠詩人”アマンダ・ゴーマン (最後にひとこと) 自分のリーダーは自分 ◇カマラ・ハリス 勝利演説全文 対和訳 ◇キング牧師 演説「私には夢がある」抜粋 対和訳 ◇アマンダ・ゴーマン 詩 「私たちが登る丘」前半抜粋 対和訳 ◇カマラ・ハリス年表

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1935年東京・深川生まれ。大学卒業後、出版社勤務を経て24歳からブラジルに2年滞在。その体験をもとに描いた『ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて』で、1970年作家デビュー。 代表作『魔女の宅急便』は舞台化、アニメーション・実写映画化された。産経児童出版文化賞、野間児童文芸賞、小学館文学賞等受賞多数。その他、「アッチ、コッチ、ソッチの小さなおばけ」シリーズ、『リンゴちゃん』『ズボン船長さんの話』。紫綬褒章、旭日小綬章を受章。2016年『トンネルの森 1945』で産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、18年3月に児童文学の「小さなノーベル賞」といわれる国際アンデルセン賞作家賞を、日本人として3人目に受賞。 2023年には、江戸川区に「魔法の文学館」がオープンした。 写真提供:魔法の文学館 童話作家・角野栄子のオフィシャルサイト 魔法の文学館オフィシャルサイト
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宮城県仙台市在住。イラストレーター。アパレル・キャラクターのデザイン会社にてグラフィックデザイナー・イラストレーターとして活躍後に、フリーに転身。現在は、書籍や雑誌、広告のイラストから企業キャラクターデザイン、エッセイ漫画執筆、雑貨やテキスタイルデザインも手がけている。ブログ、SNSでもエッセイ漫画を公開中。 【著書】「ナコさんちの頑張らない家事」(KADOKAWA) ▼webサイト▼ https://nfsn66.net/ ▼ブログ▼ https://ameblo.jp/nacomusud/ ▼instagram▼ naco.nfsn66 ▼Twitter▼ @nfsn66
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絵本作家・エッセイスト
1938年6月28日中国・北京生まれ。武蔵野美術大学デザイン科卒業。 主な作品に『100万回生きたねこ』(講談社)、『おじさんのかさ』『おばけサーカス』(講談社・サンケイ児童出版文化賞推薦)、『すーちゃんとねこ』(こぐま社)、『わたしのぼうし』(ポプラ社・講談社出版文化賞絵本賞)、『だってだっての おばあさん』(フレーベル館)、『ねえ とうさん』(小学館・日本絵本賞/小学館児童出版文化賞)などの絵本や、童話『わたしが妹だったとき』(偕成社・新美南吉児童文学賞)、さらに『神も仏もありませぬ』(筑摩書房・小林秀雄賞)、『役にたたない日々』(朝日新聞出版)、『シズコさん』(新潮社)、『死ぬ気まんまん』(光文社)、『佐野洋子対談集 人生のきほん』(西原理恵子/リリー・フランキー 講談社) などのエッセイ、対談集も多数。 2003年紫綬褒章受章、2008年巌谷小波文芸賞受賞。2010年11月5日72歳で逝去。 ©︎ JIROCHO, Inc.               
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