
乃木坂46矢田萌華があさのあつこに告白「普通の高校生活は送れなかった」あさのが贈った胸熱すぎるエールとは
『NO.6[ナンバーシックス]再会#4』2026年9月30日発売
2026.10.01
ライター:山口 真央
不朽のディストピア小説『NO.6』。約20年の時を経て新たに紡がれる『NO.6[ナンバーシックス]再会』シリーズは、いまなお多くの読者を魅了し続けています。
この物語を「人生の心の拠り所」と熱く語るのは、乃木坂46の矢田萌華さん。2026年9月30日の新刊『NO.6[ナンバーシックス]再会#4』発売を記念して、矢田さんとあさのあつこさんによるスペシャル対談が実現しました。
後編では、作品を彩るキャラクターへの想いから、それぞれの立場から語る「表現者」としての共通点まで、おふたりの温かな対話をお届けします。
矢田「会えない時間も紫苑とネズミが互いを想ってることが、何よりの喜びでした」
矢田 小学生のころから、ネズミが大好きなんです。『NO.6#1』の最初に嵐のなか登場したネズミは、何を考えているかわからないクールな雰囲気でした。でも物語が展開していくうちに、紫苑にだけ甘くなったり怒ったり。感情があらわになってしまうところに惹かれています。
あさの 案外、ネズミは人間らしいところがありますよね。『NO.6再会』で2年ぶりに紫苑に再会して、より拍車がかかっているかも。
矢田 やっぱり、そうですよね! 10代の少年らしい表情を持っていて、素敵だなぁって。紫苑ももちろん好きなキャラクターなのですが、「底知れない主人公」というイメージがあります。高校生になってから読み返して、小学生のときには読み取れなかった紫苑の冷酷さが少しずつわかってきたんです。しかも『NO.6再会』では、紫苑の本質がより明らかになって、読んでいてハラハラします。
あさの 紫苑は自分にもネズミにも、隠そうとしていたのだと思います。ただのいい子ではない、本性の部分をね。私も『NO.6』と向き合っているなかで、徐々に紫苑の変化を感じていました。
矢田 ネズミも、紫苑の危うさに気づいているじゃないですか。これからふたりの関係がどう展開していくのか気になります。何より紫苑もネズミも、会えない2年間もお互いのことをちゃんと考えていたんだなと知れたことが、『NO.6再会』を読んでいちばんの喜びでした。
あさの 紫苑がこれからどうなっていくのかは、模索中です。私自身も、紫苑は摑みきれていない部分がたくさんあるので。矢田さんの感想は『NO.6』を丁寧に読み込んでくださっていることが伝わりますね。
矢田 本当に、『NO.6』は私の心の拠り所なんです。そうそう、『NO.6再会』ではイヌカシの性格が丸くなっていて驚きました! シオンの子育てをしている描写が多くて、かわいいと思っちゃいました。
あさの 前のシリーズから付き合ってきて、一番変わった登場人物はイヌカシかもしれませんね。紫苑の変化によって、ネズミがどう行動するのかも全然わからない状態で、イヌカシや紫苑の母である火藍(からん)はまだ安定している気がします。紫苑とネズミが変化するから、周りに安定した人がいないと世界が持たないのかなと思っています。
矢田 たしかに、ふたりには安心感がありますね。今後、紫苑とネズミがどうなるのか、楽しみにしています!































