累計発行部数200万部! 山崎貴監督で映画化「おばけずかん」 41巻までのおばけから担当編集が選んだ3冊は「がっこう」「レストラン」「しょうがっこう」

おばけずかん担当編集直撃インタビュー 前編

ライター:中村 美奈子

③『しょうがくせいのおばけずかん かくれんぼう』

『しょうがくせいのおばけずかん かくれんぼう』作:斉藤洋/絵:宮本えつよし(講談社)

Amazonで詳しく見る↓

ポイント:斉藤先生も絶賛! しょうがくせいが考えたおばけが登場

この本に登場するおばけたちは、2019年春に開催した「ベネッセおばけずかんコンテスト」で入賞したものです。7000通以上も集まった応募作は本当にどれもおもしろくて、全部選びたくなるくらいでした!

選んだ斉藤先生も「自分では思いつかなかった!」と感心されていましたね。絵を描いている宮本えつよし先生も、小学生の自由な発想に刺激を受けていました。

名前もちゃんと考えてくれていて、個人的に「いてくれたらいいな」と思った「ランドセルのなかのこびと」が好きです。

ランドセルのなかのこびと「おばけずかん キャラクター」より

ポイント:おばけはともだち!

応募作だけでなく、いつもいただくお便りを読んでいても感じることなのですが、子どもたちにとって「おばけずかん」のおばけは、「こわいもの」というよりも「身近にいるともだち」みたいな存在なんだなということ。

読者のひとりから「(自分たちを)見守ってくれていると思っている」と書かれていて、嬉しくなりました。

ポイント:夢の一冊

自分が考えた「おばけ」を、斉藤先生がお話にしてくれて、宮本先生が絵も描いてくれる。「一生モノの宝物」ですよね。

正直、『しょうがくせいのおばけずかん』を作るのはとても大変でしたが、子どもたちや、協力してくれた方々みんなと作った印象深い一冊です。

1冊に必ず美女おばけがいる!?

83 件