子どもの食欲を刺激する“食べもの絵本”3選[絵本専門店の書店員が選出]

子どもの本のプロが選ぶギフト絵本 #27~食いしん坊な子へ~ (2/4) 1ページ目に戻る

ブックハウスカフェ店長:茅野 由紀

絵本のジャンルの中で、不動の人気を誇るのが「食べもの」の絵本です。

リアルな描写に「おいしそう!」とワクワクしたり、初めて見る食べものに「どんな味がするんだろう?」と想像を膨らませたり。「ブックハウスカフェ」でも、プレゼントの絵本を探しているお客様に、自信を持っておすすめするジャンルのひとつです。

食べものの絵本は、食べることを意識し始めた小さなお子さんから大人まで、一緒に楽しめるのが魅力。今回は、親子で“食欲の秋”を堪能できる3冊をご紹介したいと思います。

最初にご紹介するのは、『うどん対ラーメン やきそばの逆襲』(講談社)。作者は漫画家、イラストレーターとしても活躍する、絵本作家の田中六大さん。

大きな話題を呼んだロングセラー絵本『うどん対ラーメン』(2016年刊)から10年、今年(2026年)7月に発売された待望の続編です。

前作では、うどんとラーメンの二者が、本当においしいのはどっちだ!? と激闘を繰り広げる爆笑ストーリーでしたが、本作では、そんな二者の前にまさかの“第三の麺”が登場します。

『うどん対ラーメン やきそばの逆襲』(作:田中六大/講談社)
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ある日、何者かに襲われてボロボロに傷ついたラーメンが、うどんの家を訪ねてきました。

うどんがあわてて駆け寄ると、ラーメンが手にしていたのは“麺類ナンバーワン”を名乗る者からの挑戦状! 

うどんはラーメンのかたきを討つため、再び闘志に火をつけ、「もちもちこうえん」へ向かうのです──。

そう、この闘いの相手こそが“第三の麺”やきそば。今回は、うどんとやきそばが熾烈なバトルを繰り広げます。

引用:『うどん対ラーメン やきそばの逆襲』(作:田中六大/講談社)

前作同様、バトルシーンは笑いどころが満載です。うどんがだしの染みたお揚げで「きつねざぶとんだん」を繰り出すと、やきそばは「べにしょうがすっぱしょっぱしゅりけん」で応戦! 

やきそば屋台のお兄さん、うどん屋のおじさんまで登場して、田中六大さんのユーモアが炸裂しています。

引用:『うどん対ラーメン やきそばの逆襲』(作:田中六大/講談社)

そして、まるで落語のようなオチも見事。子どもが大好きなバトルアクションを描きながら、食べものとしてのうどんとやきそばの魅力も伝え、最後まで大笑いの一冊です。

幼稚園や保育園、小学校の読み聞かせ会でも大人気の絵本ですので、贈り物にしてもきっと喜ばれると思います。

*読み聞かせ 2・3さいくらいから
*ひとり読み 5さいくらいから

次は食べものから世界の魅力が伝わる絵本!

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