探偵物語で「読解力」が伸びる! 小学生が夢中になる人気シリーズはコレだ!

出版ジャーナリスト・飯田一史この本おススメ! 第11回 「ミステリー・名探偵の物語」 (2/5) 1ページ目に戻る

出版ジャーナリスト:飯田 一史

『おしりたんてい』

中学生以上よりも小学生ごろまでのほうが、本を読みながら頭を使ったり、手を動かしたりして自分で謎を解くスタイルが好きですよね。

連載4回目でも紹介した『迷路・探索絵本』などのように、一方的に物語を「受け手」として楽しむよりも、「自ら解く楽しさ」「解ける楽しさ」があるほうがいいということです。

物語があるものでも、未就学児から今や小学5年生くらいまでに大人気のトロル『おしりたんてい』シリーズにも迷路や探索の要素があります。

『おしりたんてい むらさきふじんの あんごうじけん』さく・え:トロル(ポプラ社)
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また、『おしりたんてい』では作中で謎が提示され、本に書かれている手がかりから推理できるようにもなっています。

『もしかしたら名探偵』

より推理に純化した読みものとしては、1992年から長く続く、『ミルキー杉山のあなたも名探偵』シリーズがあります。

『もしかしたら名探偵』作:杉山亮/絵:中川大輔(偕成社)



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時刻表トリックや、怪盗が化けているのは誰なのか、登場人物の奇妙な行動の理由などを読者に推理させます。毎話、「事件編」と「解答編」に分かれ、事件編に謎を解く手がかりが用意されています。

『おしりたんてい』シリーズと『ミルキー杉山』シリーズに共通するのは、絵・図版も使って謎解きする点です。

視覚的要素が重要なミステリー小説は、大人向けではそんなに多くないと思いますが、小学校中学年向けくらいまででは、よく見られます。

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