映画も好調! はやみねかおる最新刊『怪盗クイーン 陽炎村クロニクル』を3倍楽しむために読むべき5冊

『ハワイ幽霊城の謎 名探偵夢水清志郎事件ノート』

本作には、過去の出来事として『徳利長屋の怪 名探偵夢水清志郎事件ノート外伝 大江戸編 下巻』の後日譚が書かれています。

旧幕府軍が戦闘なしで新政府軍に江戸城を引き渡した「江戸無血開城」の後、中村巧之助は夢水清志郎左右衛門と共にある国を目指して日本を出ましたが、なぜかハワイにたどり着いた……という、『怪盗クイーン 陽炎村クロニクル』に繋がる伏線になっています。

「怪盗クイーン」シリーズで、名前を見たことがあるキャラクターも数名登場するので、「怪盗クイーン」シリーズと「夢水清志郎」シリーズのクロスオーバーをたっぷりと堪能できます。

書影『ハワイ幽霊城の謎 名探偵夢水清志郎事件ノート』
『ハワイ幽霊城の謎 名探偵夢水清志郎事件ノート』 はやみねかおる/作 村田四郎/絵 2006年9月22日発売 定価:1,045円(本体950円)
すべての画像を見る(全10枚)

<あらすじ>
夢水清志郎のもとに舞いこんだ、新たな依頼は、なんとハワイから! ハワイの大富豪、アロハ山田家を、幽霊の呪いから守ってほしいというのだ。しかもなんという不思議な縁か。100年前、アロハ山田家の先祖は、清志郎の先祖(?)夢水清志郎左右衛門にも出会っていた! 南海の楽園・ハワイを舞台に、現在の夢水清志郎と過去の清志郎左右衛門がみんなをしあわせにするために謎を解く!

【5冊目】『少年名探偵 虹北恭助の冒険 フランス陽炎村事件』

『怪盗クイーン 陽炎村クロニクル』と同じ「陽炎村」が舞台になっていますが、主人公は名探偵と名高い、高校1年生の虹北恭助。幼なじみの響子といっしょに、「歩く大木」や「触れた人が祟られる岩」など、「陽炎村」で次々と起きる怪事件の解明に乗り出すお話です。

過去のエピソードとして、かつて「陽炎村」にいた3人の日本人について書かれている部分が、まさに『怪盗クイーン 陽炎村クロニクル』への布石になっています。

本作を先に読めばクイーンに繋がる伏線がどう回収されるのか、『怪盗クイーン 陽炎村クロニクル』を読むのが楽しみに! 逆に、あえて『怪盗クイーン 陽炎村クロニクル』を読んでから『少年名探偵 虹北恭助の冒険 フランス陽炎村事件』を読んでも、「そうだったのか!」という発見があるはず!

『少年名探偵 虹北恭助の冒険 フランス陽炎村事件』は「赤い夢学園」の6月の課題図書になっており、2025年7月31日まで1冊読丸ごと読むことができます。「赤い夢学園」に会員登録すると、課題図書を読むことができます!

※「課題図書」の閲覧は有料会員限定コンテンツです。赤い夢学園に登録のメールアドレスとパスワードをご用意ください。

書影『少年名探偵 虹北恭助の冒険 フランス陽炎村事件』
『少年名探偵 虹北恭助の冒険 フランス陽炎村事件』 はやみねかおる/作 やまさきもへじ/絵 2009年8月20日発売 定価:801円

<あらすじ>
かつて夢水清志郎&怪盗クイーンの祖先が訪ねた、はやみねかおるワールドの特異点! 陽炎村へようこそ! わたし、野村響子。 虹北商店街に暮らす、高校一年生! 中三の冬からもう半年以上帰ってこない幼馴染みの名探偵・虹北恭助を連れ帰るため、フランスまで来ています! 恭助と再会し辿り着いた陽炎村で待ち受けていたのは、古城に住まうミリリットル家の人々と、村を古くから支配し続ける亡霊の謎! でも今回の謎解きに、恭助は苦戦しているようでーー「ぼくは、まだ自分の場所がわからない」 「まだぼくは、響子ちゃんに一緒にいてほしいって言えないんだ」

『怪盗クイーン 陽炎村クロニクル』は、「怪盗クイーン」、「夢水清志郎」、「虹北恭助」の3つのシリーズをまたぐ、はやみねワールドの特異点です。そして、はやみねかおる先生が36年間、100作以上を執筆する中で紡いできた大いなるしかけが働き、伏線が回収される1冊でもあります。

そして紹介した5冊を読むと、さらに同じシリーズの別作品が気になって……と、いつの間にかはやみねワールドに夢中になること間違いなし!

「そういえば、小学生のときに読んだな」という覚えのある方や、劇場アニメ『怪盗クイーンの優雅な休暇』を観て興味を持った方は、この機会にはやみね作品に触れてみてはいかがでしょうか。

2025年6月5日まで、はやみね作品が電子書籍が割引で購入できるキャンペーンをやっていますので、活用してみてください!

2025年6月5日まで映画公開記念「みんな大好き『はやみねかおる』フェア」開催

映画公開記念「みんな大好き『はやみねかおる』フェア」
映画公開記念「みんな大好き『はやみねかおる』フェア」で懐かしのはやみね作品に再会しよう!

映画『怪盗クイーンの優雅な休暇』の公開を記念して、はやみね作品の電子書籍約100点がお得に買えるフェアを、各電子書籍販売サイトで実施中です!

<電子書籍のおすすめポイント>
・置き場所をとらないから、大人の「買い直し」にピッタリ!
・お得な「合本版」や「ファンブック」も割引対象!
・持ち歩きに便利だから、通勤時間中でもラクに読める!
・文字を拡大して読めるから、読みやすくなる!

■実施期間:2025年5月16日(金)~2025年6月5日(木)
■実施書店:各電子書店
Kindle、ebookjapan、honto、紀伊国屋書店、DMMブックス、ブックライブなど

この記事の画像をもっと見る(全10枚)

前へ

3/3

次へ

51 件

はやみね かおる

小説家

1964年、三重県に生まれる。三重大学教育学部を卒業後、小学校の教師となり、クラスの本ぎらいの子どもたちを夢中にさせる本をさがすうちに、みずから書きはじめる。「怪盗道化師」で第30回講談社児童文学新人賞に入選。 「名探偵夢水清志郎事件ノート」「怪盗クイーン」「都会のトム&ソーヤ」「少年名探偵虹北恭助の冒険」などのシリーズのほか、『バイバイ スクール』『オタカラウォーズ』『ぼくと未来屋の夏』『令夢の世界はスリップする』(以上、すべて講談社)『モナミシリーズ』(角川つばさ文庫)『奇譚ルーム』(朝日新聞出版)などの作品がある。 子ども自身が選ぶ、うつのみやこども賞を4回受賞。漫画版「名探偵夢水清志郎事件ノート」(原作/はやみねかおる、漫画/えぬえけい 講談社)で第33回講談社漫画賞(児童部門)受賞。第61回野間児童文芸賞特別賞受賞。

1964年、三重県に生まれる。三重大学教育学部を卒業後、小学校の教師となり、クラスの本ぎらいの子どもたちを夢中にさせる本をさがすうちに、みずから書きはじめる。「怪盗道化師」で第30回講談社児童文学新人賞に入選。 「名探偵夢水清志郎事件ノート」「怪盗クイーン」「都会のトム&ソーヤ」「少年名探偵虹北恭助の冒険」などのシリーズのほか、『バイバイ スクール』『オタカラウォーズ』『ぼくと未来屋の夏』『令夢の世界はスリップする』(以上、すべて講談社)『モナミシリーズ』(角川つばさ文庫)『奇譚ルーム』(朝日新聞出版)などの作品がある。 子ども自身が選ぶ、うつのみやこども賞を4回受賞。漫画版「名探偵夢水清志郎事件ノート」(原作/はやみねかおる、漫画/えぬえけい 講談社)で第33回講談社漫画賞(児童部門)受賞。第61回野間児童文芸賞特別賞受賞。