【偏食克服レシピ:ピーマン】子どもの偏食の原因を知って克服! 思わずおかわりしたくなるとっておきレシピ

子どもの苦手な野菜がおいしいに変わるレシピ #1【ピーマン】

ライター・料理家:越野 美樹

ピーマンの苦味と青臭さをマイルドにして偏食を克服!

子どもがピーマンを食べなくて、悩んでいませんか?

子どもがピーマンを嫌いな理由は、苦い、えぐい、青臭い、火を入れすぎるとぐにゃっとする、でこぼこの形を見ると気持ちが悪い……といったことが挙げられます。

ピーマンは苦味を甘みに変え、香りをまろやかにし、食べやすく調理したいものです。   写真:越野美樹

しかし、子どもが嫌いなポイントは、ピーマンの切り方や調理法を変えるだけで解消されることがあります。

ピーマンがグンと食べやすくなる方法には、次のようなやり方があります。

【子どもの偏食克服ポイント1 ピーマンの苦味や青臭さを抑える主な方法】

●繊維に沿った切り方をする
 →ピーマンを縦に切ることで、細胞がつぶれないので苦味が出にくくなる。また、繊維が残るので加熱してもシャキシャキになる。
●油を使って料理する
 →油でコーティングすることで、ピーマンの苦味や青臭さがマイルドになる。
●味つけを濃くする
 →調味料を多めに使うことで、苦味や香りが抑えられる。

ひとつめのレシピは、ピーマンを繊維に沿って切り、油でコーティングした料理です。これで苦味や青臭さの偏食を克服できます!

「ピーマンとちくわのチーズ磯辺揚げ」のレシピ

ピーマンが嫌いな子どもでも食べやすい揚げ物。ちくわのうまみ、チーズのコク、焼きのりの香りでピーマンを包み込み、苦味もマイルドに。一口大に切るとさらに食べやすくなります  写真:越野美樹

【材料】1人分
ピーマン 1個
ちくわ 2本
スライスチーズ 2枚
焼きのり 1/2枚
薄力粉 大さじ2
揚げ油 適量

※IHクッキングヒーターをご使用の場合は、説明書を確認し、指定の油量を必ず守って調理してください。

【作り方】
1.ピーマンは半分に切って種とワタを除き、繊維に沿って千切りにする。焼きのりは半分に切る。

2.ちくわの穴の両側からピーマンを1/4量ずつ差し込み、スライスチーズ1枚と焼きのり1/4枚をちくわの外側に巻く。もう1本も同じように作る。

ちくわの穴の両側からピーマンを差し込みます。ピーマンをちくわ、チーズ、焼きのりで3重に包むので、苦味やえぐみを感じにくくなります。チーズが溶けやすいので、高温でサッと揚げるのがコツ。  写真:越野美樹

3.ボウルに薄力粉と水大さじ3(分量外)を入れてよく混ぜる。

4.3に2を入れて全体になじませる。

5.揚げ鍋に揚げ油を底から2cmほど入れて180℃に熱し、4を入れて軽く揚げる。

ピーマンにうまみとコクが加わって食べやすくなった、子どもの偏食に最強の一品です。

ピーマンの食感や見た目で偏食を解消する方法は? 「ピーマンのもちもちチヂミ」レシピ
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