衝突を避けるために「先回り」 53.3%のママが働き方を調整した具体例
「延長保育を避けるために働き方を調整した経験があるか」という質問では、「ある」と回答したママは53.5%と半数以上にのぼりました。
パートナーとの衝突が約2割(19.7%)にとどまっている背景には、表立った衝突を避けるために、ママが「先回り」して働き方を調整しているという実態があると考えられます。
では、具体的にどんな「調整」をしているのでしょうか。ママたちのリアルな声をご紹介します。
◆働く日数を調整してやりくりする
・シフト制なので、土曜日に出勤する分、平日を早上がりさせてもらってます。(30代/小2、年少々の男の子、年長の女の子のママ)
・私の働き方を週4から週3に変更して幼稚園や小学校の行事に出るようにしたり上司と話し合った。パートナーとの分担は家事の分担、送り出しを当番制にしたりして戦った……まだ戦っている。(40代/高2、中2、小5の男の子のママ)
ママの働く時間を調整し、子どもとの時間を確保しているという声が多く寄せられました。一方で、思うようにいかず、今も試行錯誤が続いているという声も。両立の難しさがうかがえます。
◆1日の勤務時間を短縮して両立する
・子どもができる前から、私はなるべく子どもと一緒にいたいから時短勤務をすると宣言していましたし、夫もそれでいいと言ってくれていたので、特に揉めませんでした。価値観のすり合わせやお互いの意思の尊重は必須だと思います。(40代/中1、小4、小1の男の子のママ)
・時短を使った。自分が使うことで自分のほうがたくさん子どもと過ごす時間ができてよかったとポジティブに!(時短を使ってても延長保育は利用する時間にしか変えられなかったです!)(40代/小6、年長の女の子、小4の男の子のママ)
時短勤務制度を積極的に活用し、子どもと過ごす時間を確保できたことを前向きに捉えている声もあります。ただし、時短勤務を利用していても預け時間の調整には限界があるなど、理想どおりにはいかない側面もあるようです。
◆在宅ワークに変えた
・小さいうちは子どもと過ごしたいと思い、在宅ワーク、フリーランスで働くことにした。(40代/3歳の女の子、0歳の男の子のママ)
・勤務時間が長かったり遅延などで、延長保育になる。それで家のことにも手が回らなかったりするのが嫌になり、在宅ワークに切り替えました。(30代/小4の男の子、小1、年中の女の子のママ)
子どもの預け時間に合わせて柔軟に働けるようにと、在宅ワークやフリーランスに切り替えたという声も目立ちました。とはいえ、自宅で仕事と育児を両立する必要があり、決して楽な選択ではありません。
◆キャリアを諦めた
・仕事をやめたのではなく、仕事をすることを諦めていました。小2である程度手が離れたのを機にやっとリモートワークの仕事に就きました。(30代/小6の男の子のママ)
「諦めていた」という声からは、働き続けたい気持ちがありながらも、やむを得ず選択を手放してきたママの本音がうかがえます。
・延長保育をしなくて済むよう、自分のキャリアを続けられる医療業界ではなく退勤時間を重視した他分野で求人を探した。それでもお迎えが難しい場合は義母に頼むことがあったが、まだ義母も仕事をしていたため調整にすごく気を使った。(40代/中1、小4の男の子のママ)
子育てのために、キャリアそのものを見直したというママの声です。それでも、日々の細やかな調整や気配りが欠かせない現実。育児と仕事を両立させることの大変さをあらためて感じます。
































