幼稚園・保育園「謝恩会委員」の経験者は15% 「意見の食い違い」「お金のモヤモヤ」 苦労を乗り越えた先にあったもの

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「謝恩会」自己中な委員メンバー、高すぎる会費……ママたちの困惑エピソード

はじめにご紹介するのは、謝恩会当日や準備過程で悩んだ、困った経験をしたママたちの回答です。普段なかなか聞けないママたちの本音をたくさん聞けました。

話がまとまらない

・対面で全員が会うタイミングが作れないためLINEグループ上での相談になるが、議論がまとまりづらく、また委員長の負担(園と相談したり結論をまとめたり)が大きくて困った。

・委員内のママたちの謝恩会への熱意に温度差があって、落としどころを探すのが本当に難しかった。やりたいことだけどんどん提案し、実際の業務や作業はすべて周りに丸投げする方がいて、とてもモヤモヤしました。


まずは、謝恩会実行委員側のママたちからのエピソードです。委員全員の意見がまとまらない、意見だけする人がいる、リーダーの負担が大きすぎるといった現実がある様子。

メンバーが途中でやめた

・委員会のメンバーのやる気がなさすぎて途中でやめたこと。ほかの委員の人も忙しい中でも出来ることを協力していたのに、自分のことしか見えていないのが残念だった。

こちらは、委員になった人が途中で辞めてしまう経験をしたというママからの回答です。思った以上に大変だったのかもしれませんが、周りのメンバーはヤキモキしますね。

当日の仕切り・調整が大変

・きょうだいを連れてこなければならない場合の人数調整がとても大変でした。

謝恩会の企画段階も大変なことが多そうですが、当日の仕切りや人数調整、出欠確認といった実務周りでも苦労することがあるようです。

委員側のママたちのさまざまな苦労があることがわかった一方で、参加側のママからもさまざまな回答が集まりました。

高すぎる会費にびっくり

・一学年75人の園なので会場キャパシティの問題もあったのでしょうが、親子で2万円近いホテルコースランチの謝恩会だったので(普段は庶民派園だったのもあり)ちょっとモヤモヤというかびっくりしました。

謝恩会の会費が高すぎて驚いたというママの体験談です。先生方へのプレゼント代、花束代、出しものの景品代など、お金の感覚は人それぞれ違うとはいえ、高すぎるとびっくりしますよね。

マナーが悪い保護者に閉口

・終了後、片付けをまったくせず写真とるのに必死な保護者の方がいらっしゃり……すべて放置してお帰りになられました……。

卒園という節目のタイミングに、記念に残る写真をたくさん撮影したいという人の気持ちには共感できますが、謝恩会に限らず、周囲への配慮や最低限のマナーは守れるように気を付けたいものです。

コロナ禍で変わった形式に困惑

・昔は会食が多かったので、会自体も長く、大変でした。コロナでいったんなくなり、再開したけど会食なしの短時間。短くて嬉しい反面、やることをみっちり詰めすぎでゆっくりお礼などを言う暇がないことにモヤモヤします。

コロナ禍をきっかけに変化した謝恩会の形式に困惑したという意見も集まりました。短時間・屋外・会食なしでの開催といった内容について、コロナ禍以前の形式と比較してモヤモヤすることが多いようです。

もちろん、心あたたまるよい思い出を共有してくれたママもたくさんいました。ほっこりする回答の数々をご覧ください。

写真:アフロ

盛り上げてくれた非委員の親に感謝

・委員ではなかった親がとても協力的に参加してくれて、積極的に盛り上げてくれた。ただ参加するだけでなく、委員会側にも感謝の気持ちを伝えてくれたことがとてもうれしかった。

こちらは、委員側のママから寄せられたエピソードです。感謝の一言の大切さがよくわかる回答ですね。

先生の涙にもらい泣き

・新人の先生(男性)が謝恩会で感動して大号泣……その涙で保護者全員が涙しました。

お世話になった先生の涙が感動を誘ったというエピソードです。先生方に感謝が伝わるような企画を準備できると、喜んでいただけてよさそうです。

子どもたちから親へのメッセージに感動

・子どもたちがひとりずつ先生にお花を渡してお礼を言い、サプライズで親への手紙を読んでくれたのが感動した。

子どもが手紙を読んでくれるだけでも感動しそうですが、サプライズとなると嬉しさもひとしおですね。今後謝恩会委員を引き受ける可能性のあるママは、企画のひとつとして参考にしてみてはいかがでしょうか。

謝恩会委員の負担は大きいが、成功した喜びもひとしお

卒園アルバム委員や卒園式の実行委員を経験したママの体験談と比べると、謝恩会委員のママたちから寄せられたモヤモヤは重めの内容が多いのが印象的でした。

企画を練って準備したり、食べものの手配をしたりと、ほかの委員よりも仕事が多いからかもしれません。しかしそのぶん、当日うまくいったときの感動もほかの委員以上だということも、回答からうかがえました。

もしかしたら、委員を引き受けることについて少し不安になった人もいるかもしれませんが、実際に委員を経験したママたちからは

・卒園に関する委員は確かにやることが多くて大変かもしれませんが、子どもの卒園という大きなイベントに関われることはなかなかないチャンスだと思います。卒園に向けて先生方がどんな準備をしているのかもわかるし、園に行く機会も増えて普段の様子が見れてとても貴重な時間でした。

・嫌なことも多いと思いますが、メンバーに恵まれたら仲のよいママ友もできると思います!


こんなメッセージも集まりました。いざ引き受けることになったら、前向きな側面にも目を向けたいものですね。

みなさんは、お子さんの謝恩会で、思い出に残っているエピソードはありますか?

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。
ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。

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