【中学受験伴走】不合格だったとき 親はどう言葉をかけるべき?

~不合格からの軌跡編~

教育ジャーナリスト:佐野 倫子

写真:アフロ
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教育ジャーナリスト・佐野倫子です。「中学受験伴走」連載、今回はまさかの不合格を知ってからの、親子の軌跡をレポートします。

中学受験の第1志望に合格するのは3~4人に1人です。すべての家庭に桜が咲くとは限りません。

そこで今回は不合格だったご家庭の、心に残ったお話をいくつかご紹介します。

『2025年やってしまったこと速報』を読む

「何が何でも開成へ」と思い続けた12年

「夫は、今でも出身校である開成の仲間とよく飲んでいます。部活も厳しい運動部に所属していたので、余計に結束が固いのだと思いますが、いかに開成が楽しかったかについて結婚当初から聞いていました。

だから息子が生まれたら絶対にあの環境に入れてあげたい、と。

私は地方出身で、中学受験のことはちっとも詳しくありませんでしたから、素直に『東京にはそんな学校があるんだ。彼の経験と意志があれば、そこに息子も入れるかも』と気軽に考えていました。

実際、夫はとても一生懸命息子をサポートしました。正直、サポートというよりは、指揮・管理という言葉のほうが近いかもしれません」

6年生の合格率は40%~50%

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