子どもたちに一言「『自分はダメ』と考えたらブザーを鳴らそう」
令丈:人間関係やそのほかのことでも、人生がうまくいかなくなったときに「自分がダメな人間だからこうなったんだ」と結論づけることだけはやめてください。
なぜなら、それはとっても危険なことだからです。うまくいかなかった理由を「自分がダメだから」にしてしまうと、どの部分がいけなかったのか、どうしたら良くなるのかを考えられなくなってしまいます。
壁にぶつかったとき、100パーセント自分が悪いことなんてありえません。相手にも原因があるかもしれないし、お互いの気持ちやタイミングの問題だったり、誰も悪くないことだってあると思うんですよね。
「どうせ私はダメなんだ……」って思いが浮かんだら、頭のなかで警報ブザーを鳴らすこと。そしておいしいものを食べたり、猫やシマエナガの動画を見たり、「もう寝よう」とベッドに入ったりして、とにかくその考えから離れるようにしてください。冷静になれば、気分も変わるし、あとから挽回できるかもしれない。
子どもを育てる親世代へ「子どもの悩みに答えを出さず、寄り添って」
令丈:子どもが悩みを抱えているとき、子どもが傷ついているのを見るのは苦しいから、早く正しい答えを見つけてあげたいと思う親御さんは多いと思います。
でも親御さんが子どものときと、いまを生きる子どもたちの世界ってかなり違いませんか。受けてきた教育も、人間関係の築き方も、社会も価値観も。だから子どもにズバリ正解をアドバイスするのは、とっても難しいことなんじゃないかなと感じるんです。
子どもが大人に求めているのは「正解」ではなく、寄り添ってくれる姿勢なのではないでしょうか。大人も間違えることはあるし、わからないこともいっぱいだけど、あなたが抱える悩みを一緒に考えたい。そんな大人が近くにいてくれたら、子どもはとっても心強いはずです。
取材・執筆/山口真央

君に贈る物語の処方箋
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山口 真央
幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「おともだち」「たのしい幼稚園」「テレビマガジン」の編集者兼ライター。2018年生まれの男子を育てる母。趣味はドラマとお笑いを観ること。
幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「おともだち」「たのしい幼稚園」「テレビマガジン」の編集者兼ライター。2018年生まれの男子を育てる母。趣味はドラマとお笑いを観ること。

































