一人っ子の母・フィフィ 不安に陥りまくった息子の巣立ち その末に覚悟したこと

フィフィさん子育てインタビュー#3「反抗期から巣立ち」

タレント:フィフィ

世界を見てほしい それが息子に望むこと

大学時代、フィフィさんにはバックパッカーの経験があり、外国で出会った親子のバックパッカーに憧れました。そして、「いつか自分に子どもができたら、私もその子と一緒に長い旅をしたい。それが叶ったら、どれだけ幸せなんだろう」と思ったと言います。

「実際は、ほとんど行けていないんですよね。私が長い休みを取ることができないから、海外旅行はおろか、国内だって、長い旅行はしていません。その分、息子が大学生になってからは、博物館に行ったり、日帰りできる範囲で遠出をしたりはしているのですが、海外に一緒に行けたら、どんなにいいか。

息子には、世界を見てほしいと思っているんです。ママと一緒は嫌と言うなら、ひとりででもいい。世界に飛び出してほしいなぁ、と」

祖国以外の国を自分の目で見て、肌で感じることで、自分の人生にプラスになるような“何か”が得られる。自分の経験からも、フィフィさんはそう確信しているのです。

「しかも、息子は、世界史が好きみたいですから、なおさら、世界を見て回ってほしい。私と違って引っ込み思案な子なので、ひとりでバックパッカーをやる気になるかどうかはわかりません(笑)。

だけど、もし、ひとりで行ってくると言うのであれば、サポートはしてあげたい。『うちにはお金がないからあきらめなさい』では、残念すぎる。

自分でアルバイトをしてお金を貯めるのもいいですけど、親としては、大学生のうちは学業を優先してほしいという思いもあって……。だから、ある程度のところまでは支援して、『行ってきなさい!』と送り出してあげたいんですよね」

取材・文/佐藤ハナ

フィフィさんの新刊『まだ本当のことを言わないの? 日本の9大タブー』(幻冬舎)。日本人がわかっていない日本の実態をフィフィ節で鋭く告発。
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フィフィ

タレント

1976年、エジプト・カイロ生まれ。日本の大学で研究することになった両親に連れられて幼いころに訪日。小・中・高と日本の公立学校で学ぶ。中京大学情報科学部を卒業後、アメリカ留学を経て日本で就職。3年間の会社員生活ののちタレント活動を開始。以降、テレビ、ラジオ、webメディアで活躍。 近年は、フォロワー数YouTube40万人、Twitter62万人の論客として、鋭い切り口で国内外のニュース(社会問題、政治、エンタメ)を中心に発言。 近著に、国家安全保障、政教分離、ジェンダー問題、子どもの権利など、日本人が知らない日本の実態を赤裸々に告発した『まだ本当のことを言わないの? 日本の9大タブー』(幻冬舎)。 私生活では、大学1年生(2005年生まれ)の息子を持つ母。

1976年、エジプト・カイロ生まれ。日本の大学で研究することになった両親に連れられて幼いころに訪日。小・中・高と日本の公立学校で学ぶ。中京大学情報科学部を卒業後、アメリカ留学を経て日本で就職。3年間の会社員生活ののちタレント活動を開始。以降、テレビ、ラジオ、webメディアで活躍。 近年は、フォロワー数YouTube40万人、Twitter62万人の論客として、鋭い切り口で国内外のニュース(社会問題、政治、エンタメ)を中心に発言。 近著に、国家安全保障、政教分離、ジェンダー問題、子どもの権利など、日本人が知らない日本の実態を赤裸々に告発した『まだ本当のことを言わないの? 日本の9大タブー』(幻冬舎)。 私生活では、大学1年生(2005年生まれ)の息子を持つ母。