18歳で起業! お魚王子・鈴木香里武が“好き”を仕事にできた2つの理由

岸壁幼魚採集家・鈴木香里武さんインタビュー#3【お仕事編】

岸壁幼魚採集家:鈴木 香里武

「僕より魚に詳しい人はたくさんいるけれど、実際に魚を捕り、観察してきた経験があるからこそ、自分の言葉で語れるのかなと思います」  撮影:嶋田礼奈(講談社写真部)

参考にすべきは“夢に向かっていく姿勢”

──香里武さんは、高IQ団体「メンサ」の会員でもありますよね。そう聞くと、「頭がいいから、いろいろな仕事ができるんだ」「私の子にはムリだわ」などと、つい言い訳をしてしまいがちです。香里武さんは、どう思われますか?

香里武さん IQにもいろいろあって、僕は空間把握と図形が得意ですが、言語性IQはごく普通です。たまたま得意なジャンルがメンサと合致しただけなので、「頭がいいから」というのは、必ずしも当てはまらないと思います。

たしかに周りを見ると、活躍している方の講演会の席でも、せっかく有益な話をしてくれているのに「あの人とは時代が違う」「分野が違う」などといって、あやかろうとしない人がいます。非常にもったいないですよね。

能力や経験値、時代背景、文化、分野……と、どれか欠けてもその人にはならなかったかもしれませんが、夢に向かってぐんぐん進んでいく姿勢は、だれもが参考になるはずです。そこだけを見ればいいのではないでしょうか。

あとは、ひとりだけを参考にしないこと。僕もそうですが、ひとりを100%信じると、その人の違う面が見えたときにすべてが崩れてしまいます。僕にはたくさんの師匠がいますので、100人を1%ずつ信じる。

そうすると、面が集まって多面体になり、オリジナルができ上がります。いろいろな人のいいとこどりができると、いいかもしれませんね。

第4回は、いよいよ実践編! 幼魚採集の楽しみ方と、春・夏に出会える幼魚について伺います。

取材・文/星野早百合

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すずき かりぶ

鈴木 香里武

岸壁幼魚採集家

1992年3月3日生まれ、うお座。岸壁幼魚採集家、株式会社カリブ・コラボレーション代表取締役社長。 子どものころから魚に親しみ、学習院大学大学院で観賞魚の印象や癒やし効果を研究した後、現在は北里大学大学院で稚魚の生活史を研究。メディアやイベントへの出演、執筆など、海や魚の魅力を伝える活動をしながら、2022年7月、静岡県・清水町に世界初の「幼魚水族館」をオープンし、館長を務める。 『岸壁採集!漁港で出会える幼魚たち』(ジャムハウス)をはじめ、著書も多数。 ●カリブ・コラボレーション  ●Twitter @KaribuSuzuki ●Instagram karibu_suzuki ●幼魚水族館 

1992年3月3日生まれ、うお座。岸壁幼魚採集家、株式会社カリブ・コラボレーション代表取締役社長。 子どものころから魚に親しみ、学習院大学大学院で観賞魚の印象や癒やし効果を研究した後、現在は北里大学大学院で稚魚の生活史を研究。メディアやイベントへの出演、執筆など、海や魚の魅力を伝える活動をしながら、2022年7月、静岡県・清水町に世界初の「幼魚水族館」をオープンし、館長を務める。 『岸壁採集!漁港で出会える幼魚たち』(ジャムハウス)をはじめ、著書も多数。 ●カリブ・コラボレーション  ●Twitter @KaribuSuzuki ●Instagram karibu_suzuki ●幼魚水族館 

ほしの さゆり

星野 早百合

ライター

編集プロダクション勤務を経て、フリーランス・ライターとして活動。雑誌やWEBメディア、オウンドメディアなどで、ライフスタイル取材や著名人のインタビュー原稿を中心に執筆。 保育園児の娘、夫、シニアの黒パグと暮らす。

編集プロダクション勤務を経て、フリーランス・ライターとして活動。雑誌やWEBメディア、オウンドメディアなどで、ライフスタイル取材や著名人のインタビュー原稿を中心に執筆。 保育園児の娘、夫、シニアの黒パグと暮らす。