おうち時間にサファリ体験「ライオンに会った!」人気No.1オンツアー

〔オンラインツアー&社会科見学#1〕ケニア・ナイロビ国立公園サファリツアー(前編)

阿部 真奈美

匂いたつような臨場感たっぷりの解説

勇ましいライオン夫婦を堪能し、次の動物を探しに行こうとしたとき、ガイドがつぶやきました。

「今日は、ちょっと変わったにおいがしてますね……」(ジョージさん)。

普段のナイロビ国立公園内は、ミカンを食べているときのような、爽やかなにおいがするといいます。しかし、この日は違ったようです。

「もしかしたら、さっきのライオンが何か動物を捕まえていたのかもしれません。食べたあと、2日くらい経ったような、キツイにおいが漂ってます」(ジョージさん)

カメラが周囲を見回すと、“お掃除屋さん”のハゲタカが、木の上からおこぼれをもらおうと狙っていました。やはり……!?

ほかの動物の食べ残しを虎視眈々と狙うハゲタカ。そのため、“お掃除屋さん”と呼ばれています。

リアルタイムでケニアとつながっているので、当日の天気や周囲の音、自然の様子は画面から分かりますが、ただ、いくらライブでも、残念ながらにおいは分かりません。ですが、こうしてガイドが体感したままを伝えてくれるので、草原の爽やかな柑橘の香りや動物たちの荒々しい野性を思い描きながら、現地を堪能することができます。

参加者を飽きさせないフットワーク

前述したように、どんな動物が見られるかは、その日の運次第。
それでも、ガイドがナイロビ国立公園内を熟知しているので、もし動物がいなかった場合は、季節や天候、当日の時間帯などに応じて、動物がいそうな場所へとどんどん移動してくれます。

この日もそんな臨機応変な対応で、コモンゼブラ(シマウマ)の群れに遭遇しました!

後ろ姿を見ただけで何の動物かが分かる、かわいいお尻。
この日は、コモンゼブラの子どもがおっぱいを飲んでいる姿も見られました。

「その日の運次第」とは言うものの、ガイドの機転で実際に数多くの動物を見つけることができました。もちろん「必ず〇〇が見られる」という確約はありませんが、「次は何の動物だろう?」という期待で、常にドキドキしていました。

動物園の檻の中ではなく、果てしない草原を自由に行き来する動物の姿もまた新鮮で、ライオンの夫婦や赤ちゃんシマウマ等、ときにガイドさえ予想していなかった貴重な動物、珍しい光景に遭遇できるのも、ライブならではの醍醐味だといえるでしょう。

最後に、HIS広報担当者によれば、「動物が何も見られなかったという日は、今まで一度もありません」とのこと。実際にこの日はここで紹介した以外にも、10種類以上の動物に出会うことができました。

後編では前編で紹介しきれなかった動物や、ガイドとのリアルタイムでのやりとりなどライブ感あふれるツアーの魅力を紹介します。

タイミングが合えば、複数の動物が画面に収まることも。まさに“生命のゆりかご”!

【HISツアーデータ】
「ケニア・ナイロビ国立公園サファリライブツアー」
代金:3,961円~(8名より催行)※為替レートにより変動あり
所要時間:約1時間30分
予約可能な曜日:水・金・土・日曜日 ※開催時間はサイトを参照
https://www.his-j.com/oe/detail/T39/?area=O8&country=KEN&city=NBO&product=NBO0052

※オンラインツアー「ケニア・ナイロビ国立公園サファリ」の魅力に迫る記事は全2回。
次回は21年8月11日8:00〜公開です(公開日時までリンクは無効)。
第2回 「キリンが見たい」をおうちでリクエスト! オンラインサファリツアーのライブ感

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あべ まなみ

阿部 真奈美

ライター

ライター。1976年生まれ、宮城県在住。旅情報誌やグルメ記事、インタビュー記事を中心に執筆。 韓国への留学経験を生かし、最近はゲームのシナリオ翻訳も手がける。好物はトウモロコシ。

ライター。1976年生まれ、宮城県在住。旅情報誌やグルメ記事、インタビュー記事を中心に執筆。 韓国への留学経験を生かし、最近はゲームのシナリオ翻訳も手がける。好物はトウモロコシ。