最強「水拭き機能付きロボット掃除機」BEST3 ハイハイ期や花粉対策にも!〔専門家が厳選〕

シリーズ「子育て家電」#8 ~水拭き機能付きロボット掃除機~

家電ライター:田中 真紀子

シンプル機能でOKなら3万円以下のエントリーモデル

お手頃さでおすすめなのは、「Roomba Combo Essential robot」(アイロボット/¥29,400税込※)。

「水拭きも同時にできるのに2万円台と高コスパで、基本的な機能を搭載したエントリーモデル。ダスト容器にモップパッドをつければ掃除機がけをしながら水拭きもしてくれ、モップパッドを外せば掃除機がけのみ行う、というシンプルな使いかたで迷う必要がありません。

エントリーモデルながら吸引力も備え、ロボット掃除機初心者にはピッタリ。ゴミ捨ての手間を省きたい人には、ダストステーション付きの『Roomba Combo i5+』(¥59,200税込※)もあります」

ただし、カーペットを敷いている家では、カーペットの上を避けられず水拭きしてしまうという難点も……。ルンバシリーズでカーペットを避けて水拭きもしてほしい人は、
『Roomba Combo 10 Max ロボット + AutoWash 充電ステーション』(¥148,200税込※)、あるいは『Roomba Combo 10 Max ロボット + AutoEmpty 充電ステーション』(¥99,800税込※)を検討してみるといいでしょう。

なお、2025年3月に事業継続困難との報道がありましたが、アイロボット社は【現時点において一部の報道にあるような「企業としての存続不可」といった状況には全くございません】と発表。「近々、新製品の発表もあると聞いていますので、私も楽しみにしているところです」と田中さん。

対応部屋数は3~4部屋。動作音を抑える「サイレントモード」も搭載。  写真提供:アイロボット
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モップの洗浄・乾燥にタンクの給排水まで全自動

手間を省きたい人は、モップの洗浄・乾燥、ゴミ収集、さらにタンクの給水や排水まで、とことん自動で行ってくれる「お掃除ロボットS10」(SwitchBot/¥119,820)をチェック。

「モップ洗浄機能がついたロボット掃除機は、清水タンクと汚水タンクを備えていますが、数回に1回は水の補充と汚水の排水が必要です。その手間まで省いてしまったのが、このモデル。

洗濯機などの水道管を分岐させてつなぐことで、給水・排水・洗浄液の投入まで自動で行ってくれます。モップはロボット掃除機には珍しいローラー式。

回転させながら汚れをこそぎ取っていくので、汚れがついたままのモップで掃除をするのに抵抗がある人におすすめ」

タンクの水を自動で給水・排水するため、置き場所は洗濯機周りがベスト。家の洗濯機周りにスペースがあるか、上下水道の接続口とつなげられるか、確認を。  写真提供:SwitchBot

最強クラスの吸引力で床汚れや壁際もしっかり清掃

吸引力、水拭きともに徹底的にきれいにしたいなら、「DEEBOT T30 OMNI」(エコバックス/¥94,800)を。

「一般的なロボット掃除機の吸引力は2500~3000Pa(パスカル)といわれていますが、本製品は業界の中でもパワフルな1万1000Paを備えており、吸引力は抜群。水拭きは、2つの円形モップが床を加圧しながら回転することで、こびりついた汚れもごっそり落とします。

さらに壁際まで近づくと、モップがせり出し隅(スミ)を掃除する『エッジクリーニング機能』で、今まで届きにくかった場所にもアプローチ。

雑菌が気になるときは、70℃の温水でモップを洗う『自動温水洗浄』モードも搭載されているので、ラクをしつつもとことんきれいにしたい人に最適です」

超音波でカーペットを認識するとモッププレートが自動で持ち上がり、吸引モードにチェンジ。カーペットを濡らす心配もなく、カーペットに潜むゴミもパワフルに吸引。  写真提供:エコバックス

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エントリーモデルから使うもよし、最初から価格高めの高機能モデルを使って全部おまかせにするもよし。いずれにしても、ラクすぎて手放せなくなるはず。

ちなみに筆者は某社の2022年発売モデル2in1ロボット掃除機を購入して以降、ほぼ毎日吸引と水拭き掃除ができるようになり、かなり助けられています。

付属のモップは洗濯機&乾燥機対応可のものを選択し、汚れたら、モップをネットに入れ、ドラム式洗濯乾燥機で乾燥まですませています。購入前にはモップの洗濯機対応もチェックしてもいいかもしれません。

●PROFILE田中真紀子(たなか・まきこ)
家電ライター。子育てと仕事の両立に悩む中、家事をラクにしてくれる白物家電、自宅用美容家電に魅了され、家電専門ライターに。最新家電を200以上所有し、常に生活者目線で情報を発信。

※価格は2025年3月25日調べ


取材・文/桜田容子

【メーカー公式サイト】
「Roomba Combo Essential robot」(アイロボット/¥29,400税込※)
アイロボット製品の掲載価格はすべて2025年4月15日23時59分までのキャンペーン

「お掃除ロボットS10」(SwitchBot/¥119,820)
参考「お掃除ロボットS10をわが家に置けるかチェック!」

「DEEBOT T30 OMNI」(エコバックス/¥94,800実勢価格)

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たなか まきこ

田中 真紀子

Makiko Tanaka
家電ライター

早稲田大学卒業後、保険会社を経て、地域情報紙に転職。その後フリーとなり、住まいや家事など暮らしにまつわる記事を幅広く執筆する。出産を経て、子育てと仕事の両立に悩む中、家事をラクにしてくれる白物家電、エステに行けなくても自宅で美容できる美容家電に魅了され、家電専門ライターに。 現在はさまざまなメディアで執筆・出演するほか、専門家として記事監修、企業コンサルタント、アドバイザー業務もこなす。2024年5月にNHK『あさイチ』出演など、テレビ・ラジオの出演も多数。 今まで執筆や監修に携わった家電数は1500以上。自宅には最新家電を中心に200以上を所有し、常に多数の最新家電を使用しながら、生活者目線で情報を発信している。 ・オフィシャルHP

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早稲田大学卒業後、保険会社を経て、地域情報紙に転職。その後フリーとなり、住まいや家事など暮らしにまつわる記事を幅広く執筆する。出産を経て、子育てと仕事の両立に悩む中、家事をラクにしてくれる白物家電、エステに行けなくても自宅で美容できる美容家電に魅了され、家電専門ライターに。 現在はさまざまなメディアで執筆・出演するほか、専門家として記事監修、企業コンサルタント、アドバイザー業務もこなす。2024年5月にNHK『あさイチ』出演など、テレビ・ラジオの出演も多数。 今まで執筆や監修に携わった家電数は1500以上。自宅には最新家電を中心に200以上を所有し、常に多数の最新家電を使用しながら、生活者目線で情報を発信している。 ・オフィシャルHP

さくらだ ようこ

桜田 容子

ライター

ライター。主に女性誌やウェブメディアで、女性の生き方、子育て、マネー分野などの取材・執筆を行う。2014年生まれの男児のママ。息子に揚げ足を取られてばかりの日々で、子育て・仕事・家事と、力戦奮闘している。

ライター。主に女性誌やウェブメディアで、女性の生き方、子育て、マネー分野などの取材・執筆を行う。2014年生まれの男児のママ。息子に揚げ足を取られてばかりの日々で、子育て・仕事・家事と、力戦奮闘している。