長谷川あかり「料理家になる片鱗なんて一ミリもなかった」

【大人気連載復活】わたしが子どもだったころSeason2:Vol4.長谷川あかりさん (3/3) 1ページ目に戻る

やる気があると錯覚させるレシピ、を生み出したい

私がレシピを作るうえで一貫してこだわっているのは、「お困りごとを解決する」ということです。私は高校のころ、料理の道理は分からないもののとりあえず作ることで救われてきました。何かを生み出して褒めてもらえることってそうそうないけど、料理だとそれができる、と楽しくなったんです。一方で、結婚して大学にも通い始めたとき、「家事をして勉強もして……って、大変すぎる!」とも思った。料理が好きなはずなのに、「やらなければならない家事」になったとたん、急にしんどくなってしまって。だから、気楽に作れるんだけど楽しさも感じられるというか、「私は料理したくてしているんだ!」と錯覚できるようなレシピがあったらいいな、と思ったんです。

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たぶん、手作り料理にこんなに頑張っているのって日本人ぐらい。ゆえに「手抜き料理」というカテゴリーが生まれてきたんだと思いますが、求められているのって本当にそこなのか? という疑念もあって。「本当は料理を頑張りたいけど頑張れない」が本質じゃないか、と。だからその頑張りたい人の「頑張りたい」を削がずにラクに作れるレシピを伝えたい! と思ったんです。

というわけで私のレシピは「つくらなければならない料理」を「自分がつくりたくてつくる料理」にすり替えることを目標にしています。だって、どんなに簡単でも「めんどくさいな」と思いながら作るのって嫌じゃないですか。そうではなく長谷川のレシピなら“やる気”にすり替わる、そうなったらいいなと思っているんです。たとえば私は、『きのう何食べた?』を読んでいると、出てくる料理を何だか作りたくなります。苦痛じゃなくて。私もそういうレシピを一貫して作ってきたつもりですし、それが「あかり信じてるぞ」につながったのかなと思っています。

長谷川あかり
料理家。管理栄養士。10歳からタレント、俳優として活動し、NHK『天才てれびくんMAX』などさまざまな番組に出演。大学で栄養学を学んだ後、管理栄養士の資格を取得。シンプルなのに意外性のある食材の組み合わせ、作りたくなるレシピがSNSで次々と話題となり、絶大な支持を集める。著書に『クタクタな心と体をおいしく満たすいたわりごはん』、『わたしが整う、ご自愛ごはん』など多数。

『シンプルだから悩まない! ワンパターン献立』
長谷川あかり著 ダイヤモンド社 ¥1650

食材は「1つの肉または魚」+「2つの野菜」のみ。シンプルな調味料にシンプルな調理法で、5週間分の35献立、70品目を紹介。毎日、この献立を見て作りさえすれば、悩まず、美味しく、栄養バランスも◎! まさに一生モノの献立レシピ本です!!

写真/恩田亮一 取材・文/山本奈緒子

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幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki

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