
〔齋藤孝流〕子どもの「語彙力」「教養力」の伸ばし方 親も知りたい「パラダイム」「メタ」の使い方とは?
齋藤孝先生が解説する小学生向け新キーワード 1回目「パラダイム」「メタ」 (2/3) 1ページ目に戻る
2026.05.24
明治大学文学部教授:齋藤 孝
子どもから「パラダイムって何?」に答えられる?
まずは「パラダイム」を取り上げてみましょう。
パラダイムとは、本にも記されているとおり、「その時代にみんながそう思っている考え方」を指します。つまり、「自分が当たり前だと思っている前提そのもの」という意味の言葉です。
子どもは無意識のうちに、「勉強はこうやるもの」「自分はこういうタイプだ」と決めつけています。しかし、その前提が変わると、行動も結果も大きく変わります。
例えば、「長時間やらないと意味がない」と思っていた子が、短時間集中という方法を知ったとき、「やり方はひとつじゃない」と気づきます。このとき起きているのは、単なる方法の変更ではなく、考え方の土台そのものの変化。つまり「パラダイムシフト」と言えるでしょう。
ここで「それはパラダイムが変わったね」と言葉にしてあげると、子どもは「自分の考えは絶対ではない」と理解し始めます。つまり言葉を知ることで、自分の思い込みに気づき、世界の見え方が広がっていくのです。


































