漫画だから「お金」がもっとわかる! 親子で読みたい「お金漫画4作品」マンガ研究家が厳選

マンガナイト代表理事・山内康裕さんに聞く学べる漫画 #2 お金が学べる漫画4選「税金で買った本」「ビリオネアガール」「インベスターZ」「望郷太郎」

マンガナイト代表理事:山内 康裕

3.インベスターZ

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『インベスターZ』著:三田紀房(講談社)

あらすじ
全国屈指の優秀な成績を誇る「道塾学園」は、保護者や学生の金銭的負担が一切ないことでも知られる中高一貫校。首席で入学した主人公・財前孝史は野球部に入部するつもりが、先輩の誘いによって校内で秘密裏に活動する「投資部」に入ることに。学園の運営費が、実は資産3000億円の運用利回りによって稼ぎ出されていると知った財前は、投資に興味を持ち、インベスター(投資家)として歩み始める。

山内さん:株式やFX、不動産、事業投資など、「投資」と呼ばれるものについて幅広く学ぶことができます。制作にあたって、証券関係者や企業経営者に取材したエピソードや名言も満載。ノンフィクションのようなリアリティのあるストーリーになっています。

──投資は難しくてよくわからないと敬遠しがちですが、初心者である主人公と一緒に基礎から学んでいくことでイメージがしやすいですね。

山内さん:この作品の良いところは、マネー投資だけでなく、株主として企業の取り組みや成長を応援する「事業投資」の意義も伝えているところです。

「お金とは、心と心を結ぶコミュニケーションのことなんだ!」という台詞に表れていますが、社会のお金の流れ、お金の奥深さ、資本主義経済とは何かをさまざまな視点で考えられる。子どもにマネー教育を考えている親御さんにとっても、必読の漫画だと思います。

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