
きのこ研究者・保坂健太郎先生が推す絵本「ほしじいたけ ほしばあたけ」も展示に貢献【後編】
きのこの正体がわかる、珍きのこが見られる、きのこを狩れる大人気イベント「きのこ展」の裏話
2024.10.11
国立博物館 筑波実験植物園にある保坂先生の研究所を探検♪

標本を収納している部屋は、隙間のない図書館のようにギッシリと棚で埋まっている 写真:講談社写真部

棚のひとつを開けて見せてもらうと、中には引き出しが並んでいた。その引き出しに、紙袋に入れられた乾燥させたきのこの標本がギッシリと収められている 写真:講談社写真部

『ほしじいたけ ほしばあたけ おにたいじはいちだいじ?』に登場した、オニフスベの標本。かなりの大きさだが、保坂先生によるとこれはまだ小さいほうだとのこと 写真:講談社写真部

きのこ狩りには、スーツケースに折りたたみ式コンテナをたくさん入れて出かける。形を崩さずに運べるので便利だそう 写真;講談社写真部

園芸用具は、きのこ採取には欠かせない道具 写真:講談社写真部

根本からきのこを掘り出す、園芸用品。木に生えたきのこを、木ごと切り離すのに便利 写真:講談社写真部

過去の「きのこ展」で展示に使った、きのこのオイル漬けの見本。ビンに入っているタマゴタケは紙粘土製だけど、本物そっくり! 写真:講談社写真部

展示用に作った、きのこのオイル漬け。ドライフラワーを使った「ハーバリウム」と作り方は同じだが、「きのこの場合はシリコンオイルを使った方が、仕上がりがきれい」と保坂先生 写真:講談社写真部

「ほしじいたけ ほしばあたけ」シリーズでおなじみのタマゴタケの上に、フィギュアのカエルを発見! 自分でも作ってみたくなるかわいさ! 写真:講談社写真部
「きのこ展2024」のおしらせ

開催日:2024年10月12日(土)~10月20日(日) 期間中休園なし
開催場所:国立博物館 筑波実験植物園
開園時間:9:00~16:30(入園は16:00まで)
入園料:一般320円 高校生以下・65歳以上無料
『ほしじいたけ ほしばあたけ』

保坂 健太郎
国立科学博物館 植物研究部菌類・藻類研究グループ 研究主幹。菌類、特に担子菌類(きのこの仲間)の分類・系統・生物地理学を研究。著書に『きのこの不思議: きのこの生態・進化・生きる環境 (子供の科学★サイエンスブックス)』(誠文堂新光社刊) 監修書に『増補改訂新版 日本のきのこ』(山と渓谷社刊)『きのこのほん』(小社刊)など多数。
国立科学博物館 植物研究部菌類・藻類研究グループ 研究主幹。菌類、特に担子菌類(きのこの仲間)の分類・系統・生物地理学を研究。著書に『きのこの不思議: きのこの生態・進化・生きる環境 (子供の科学★サイエンスブックス)』(誠文堂新光社刊) 監修書に『増補改訂新版 日本のきのこ』(山と渓谷社刊)『きのこのほん』(小社刊)など多数。