「絵本ナビ」が厳選する「夏が来たらこんな絵本」3選 心あたたまる/親子の会話/わくわく! 

絵本の情報サイト「絵本ナビ」が選ぶ 夏が待ち遠しくなる絵本 

写真:アフロ

7月の絵本 夏が来たらこんな絵本

年間2000万人が利用する絵本情報サイト「絵本ナビ」の編集者が選ぶおすすめの絵本や児童書を季節のテーマに合わせて紹介していく連載がスタート! たくさんの絵本や児童書の中から、絵本のプロが選んだとっておきの3冊をご紹介します。

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第3回7月の前半は、夏にむけて読みたい絵本をご紹介します。

梅雨も後半をむかえ、本格的な夏はもう目の前。もしも「猛暑がゆううつ」とネガティブになっているのなら、今回おすすめする3冊をぜひ手に取り、読んでみませんか? 今より少し、夏が待ち遠しく思えるかもしれません。

美しく心あたたまる たなばたの日が待ち遠しくなる一冊

「たなばたまつり」松成 真理子/作

あらすじ

もうすぐ七夕。願いごとを書いた短冊を笹の枝に結んで、星に届けてもらうのです。町のみんなは、広場の笹にたくさんの短冊を飾りました。そして、「たなばたまつり」の夜、短冊を離れた願いの言葉たちは空へとのぼっていって……。

絵本ナビがすすめる「たなばたまつり」のみどころ

町中の人々が書いた色とりどりの願いごと。いっぱいに飾られた短冊を七夕の日まで守る笹の枝。ページをめくるたび、色鮮やかな画面に目を奪われます。
そして、「たなばたまつり」の夜に願いの言葉たちが空へ上っていく場面の、なんと美しいことでしょう!
星がまたたく訳がとてもロマンチックに描かれ、夜空を眺めたくなります。短冊を書く前にも、七夕の夜に読むのにもぴったりの絵本です。
みんなの願いごとが叶いますように。

読者のレビュー

『七夕が楽しみになります♪』
この絵本を読んで、七夕という行事がとっても楽しみになりました。
家の中で、笹飾りをしていても、大きなお祭りみたいなものに参加したことがなかったのですが、この絵本を読んで、七夕まつりに参加してみたくなりました。
みんなのいろんな願いが、天に届く感じが、とてもよかったです!
絵本を読むと、まるで自分もそこにいるかのような気分になれます!
娘もそういった気持ちになってくれるといいなあと思いました♪
(スケボウさん 30代)

次はだれの影でおやすみする? 親子の会話を楽しめる一冊

「あつい あつい」垂石 眞子/作

あらすじ

暑い夏の日差しの下、ペンギンが探しているのは涼しいところ。やっと見つけた日陰でひと休み。ところが、それはアザラシの影でした。今度はふたりで日陰を探してひと休み。ああ、涼しい。ところが、それも……!?

絵本ナビがすすめる「あつい あつい」のみどころ

空気感や暑い温度まで伝わってくる背景。そのなかに描かれた日陰は本当に涼しそう。
そして、汗をかいたり、涼んだりを繰り返す動物たちの表情の豊かなこと。
これぞまさしく夏!
だけど、夏の本当の醍醐味は最後にやってきます。
どこからか聞こえてくるのは、「ザザザ、ピシャピシャ」。この音は……ざっぶーん!!
読み終えれば、なんて気持ちのいい絵本なのでしょう。
小さな子どもたちも、きっと夏が大好きになってしまう1冊です。

読者のレビュー

『誰の影かな?あてっこが楽しい。』
暑い日照りの中、涼しい所を探してペンギンがやってきました。やっとみつけた日かげでひと休み。ところが、それはアザラシのかげ。「ぼくだって暑いんだよ」というアザラシといっしょに、涼しいところを探しにいくと…。
動物の影の形からその動物を当てっこするのも楽しいですし、どんどん動物の大きさが大きくなっていく変化を楽しむこともできました。
(ぼんぬさん 40代ママ)

夢の「すいかのプール」あなたならどう楽しむ? わくわく想像してみて

「すいかのプール」アンニョン・タル/作 斎藤 真理子/訳

あらすじ

大きなすいかがぱかっと割れたら、うきわを持ってでかけよう。葉っぱのジャンプ台から飛びこんだり、ぶあつい皮ですべり台をつくったり、すいかのジュースをパシャパシャさせたり……。

絵本ナビがすすめる「すいかのプール」のみどころ

真っ赤に熟した大きなスイカを目の前にしたとき、水分をたっぷり含んだその表面を眺めながら、「ああ今すぐここに飛び込みたい 」。一度でも想像を膨らませてしまったことのある方へ。この絵本にはまさにそんな夢が詰まっているのです。想像どおりの音をたて、想像どおりの気持ちよさ。そうそう、これこれ!
子どもたちの楽しい空想の世界を、愛らしく、生き生きと描くこの絵本は韓国から。すいかへの憧れは共通のようです。

読者のレビュー

『一番乗りのおじさん』
夏らしい絵本が読みたくて、選びました。
夏といえば、すいか。
そのすいかが丸ごとプールとして登場するという、画期的なお話です。
こちらの村では、毎年、このプールで泳ぐのか恒例。
さっくさっくと歩く感じが、すいかの歯ごたえを思い出して、心地よかったです。
一番乗りのおじさんの表情が、最高でした。
(クッチーナママさん 40代ママ)

暑さも涼しさもとってもリアル! 絵本からあふれだす「夏」を楽しんで

近年つづく猛暑の影響で、夏の到来を喜びきれない人も増えているかもしれません。

ご紹介した3冊に共通するのは、夏の暑さと同時に存在する「涼しさ」。暑いからこそ、見つけた涼しさがまた格別なものですよね。

ぜひお子さまと一緒に読んで、夏特有の雰囲気をめいっぱい味わってみてください。

レビューは絵本ナビサイトからの抜粋です。

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