【2歳~】豆まきに読みたい 「絵本ナビ」が厳選する 節分・おにの絵本3選

絵本の情報サイト「絵本ナビ」編集部が選ぶ 節分の時期に読みたい絵本

写真:アフロ
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1月の絵本 節分・おにの絵本

年間2000万人が利用する絵本情報サイト「絵本ナビ」の編集者が選ぶおすすめの絵本や児童書を季節のテーマに合わせて紹介していくこの連載。たくさんの絵本や児童書の中から、絵本のプロが選んだとっておきの3冊をご紹介します。

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第16回1月の後半は、「節分・おにの絵本」をご紹介します。

2月3日の「節分の日」には、豆をまいて邪気を払い、年の数だけ豆をたべることで1年間の幸せを願います。

「おに」に豆をまいて楽しむ節分は、日本の伝統行事のなかでも、子どもたちにとって特別なイベントの1つでしょう。幼稚園や保育園でも、「おに」が登場して、とても盛りあがる行事ですね。

まだ「おに」を知らない子も、「おに」で怖い思いをしたことのある子も、みんなが楽しめる魅力的な「おに」が登場する3冊をお楽しみください。

2歳~「まめまきバス」怪獣も豆まきで退治しちゃう!? バスに乗ってでかけよう!

「まめまきバス」藤本 ともひこ/作・絵 鈴木出版

あらすじ

『いただきバス』『いもほりバス』『たなばたバス』に続く、バスシリーズ4作目です。

今日は節分。ところが、町では「かぜおに」が大暴れしています。バスとねずみくんたちは、かぜおにをやっつけるため、豆を持って町に向かいます。

絵本ナビのすすめる「まめまきバス」のみどころ

いつもびろーんとのびたりジャンプしたり破天荒なバスくん、今回もやってくれます。

びっくりの豆まきで、おにを撃退、かぜも撃退! 豆があたってかいじゅうおにが崩れていく絵は迫力満点ですよ。

さあ、「おには そとー! ふくは うちー!」

元気いっぱい豆をまいて、かぜも撃退しちゃいましょうね。

最後はおいしそうな恵方巻きも登場。楽しい節分の一冊にどうぞ。

読者のレビュー

テンポよく進みます
節分のお話かな?と思いながら読みましたが、子どもたちの好きなきょうりゅうやヒーローに変身するねずみたちがでてくるなど楽しくテンポよく読めるお話でした。

風邪をひかないようにという思いも届けられて今の時期にぴったりだと思います!
(☆うさこ☆さん・30代ママ)

3歳~「せつぶんのひのおにいっか」やさしいおにファミリーにピンチが! 節分の日はどうすごす?

「せつぶんのひのおにいっか」青山 友美/作 講談社

あらすじ

おにファミリーに、悲劇の日がやってくる!?

ふだんはのんきにくらしている、おに父さん、おに母さん、子おにの3人。でも、きょうは節分。どうする、どうなる、おに一家!

絵本ナビのすすめる「せつぶんのひのおにいっか」のみどころ

節分の日のおにたちを、ユーモアたっぷりに描いたお話です。この絵本で、普段おにたちは、人間の家で同居しています。

テレビを観たり、ごはんを食べたり、人間と一緒の生活です。でも節分の日は豆を投げつけられて大変!

なので、1日限り「おにはー そと!」。

避難訓練のようなテンションで、家の外に出るおに家族の姿に、ほのぼの。お隣さんたちに手を振ったり、なんと平和な光景でしょう。

楽しく笑って幸せな気持ちになる節分絵本です。

読者のレビュー

身近な場所に鬼が
もうすぐ節分ということで、こちらの絵本を読んでみました。
節分がテーマの絵本は、昔話が多い中で、現代の普通の家庭が舞台になった、このお話は新鮮に感じました。

しかも、私達のすぐそばに鬼がいる・・・でも、この鬼一家は、ちっとも怖くなくて、むしろ面白かったです。
(なしなしなしさん・30代ママ)

4歳~「だいくとおにろく」おにと大工のちえくらべ! 勝つのはどっち?

「だいくとおにろく」松居 直/再話 赤羽 末吉/画 福音館書店

あらすじ

橋をかける大工の前におにが現れて、目玉とひきかえに橋をかけてやるといいます。

2日後にはもう橋ができあがっており、おには目玉をよこせとせまります。

「おれのなまえをあてればゆるしてやってもええぞ」というおにに、大工は……。

絵本ナビのすすめる「だいくとおにろく」のみどころ

大きくておそろしいおにとおおらかな大工のやりとりは、迫力満点でスリリングだけれど、なんともいえないおかしみをかもしだしています。

「してやったり!」「やられたー!」というお互いの心の声が聞こえてきそうな、ころころ変わるおにと大工の表情にも注目です。

会話のテンポや擬音表現がおもしろく、声に出して読みたい絵本。特に最後の大工のセリフは、親子で一緒に大きな声で読んでみてくださいね。

読者のレビュー

違う名前を言うところがつぼ。
赤羽末吉さんが描く鬼は怖いのに、どこか抜けていたりして憎めない鬼となって表れているように思います。

大工が鬼六の名前を知っているのに、とぼけて違う名を言うところが可笑しくて笑ってしまいます。このお話の鬼に子どもも怖がらずに読めました。
(ぼんぬさん・30代ママ)

絵本のなかなら怖くない? 「おに」と一緒に節分をたのしもう!

やさしい「おに」からずるがしこい「おに」まで、個性豊かな「おに」たちが登場する絵本をご紹介しました。自分の好きな「おに」を探してみても楽しそうです。

絵本を通して節分や豆まきなど日本の伝統的な行事を楽しみながら、豊かな心を育てていきたいですね。

レビューは絵本ナビサイトからの抜粋です。

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