「お風呂イヤ!」な子に贈りたい 心がぽかぽかする“お風呂の絵本”3選[絵本の専門家が選出]

子どもの本のプロが選ぶギフト絵本 #12~お風呂の絵本~ (2/4) 1ページ目に戻る

絵本コーディネーター:東條 知美

冷えた体を芯からあたため、心をほぐしてくれるお風呂。お子さんとの入浴タイムはどうしてもあわただしくなりがちですが、リラックスして親子が素直に向き合う時間が持てるのも、やはりお風呂だったりします。

今回は、お風呂が好きなお子さんはもちろん、お風呂嫌いなお子さんへのギフトにもおすすめの絵本を選びました。絵本の登場人物になりきって“ごっこ遊び”に夢中になるうち、お風呂が大好きになるかもしれませんよ。

最初にご紹介するのは『おもちのおふろ 新装版』(Gakken)。私は、子どものころからおもちが大好物。“おもちの絵本”をお正月だけのものにしておくなんて、もったいない! と、常日頃思っているところに現れたのが、こちらの絵本です。

主人公は、おもちの「もーちゃん」と「ちーちゃん」。ふたりの日常が描かれ、お正月という特別な期間に限定されることなく、ついにその枷(かせ)から解き放たれた物語なのです。

『おもちのおふろ 新装版』(作:苅田澄子、絵:植垣歩子/Gakken)
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ある冬、おもちの「もーちゃん」と「ちーちゃん」は「ぽかぽかの ゆ」に出かけます。浴室の壁に大きな富士山が描かれた昔ながらのお風呂屋さんです。

番台に座っているのは「だいこんさん」。脱衣所では、いろいろな野菜や食べものが服を脱いだり、ドライヤーで体を乾かしたりしています。

だいこんさんから「いろんな おふろが あるよ。すきな おふろに おはいり」と声を掛けられますが、さてさて、どんなお風呂があるのでしょう?

「しょうゆの あしゆ」に並んだ食べものは何? 「きなこの すなぶろ」でころころ転がっているのは? さらには今、流行りのサウナまで。

登場人物は全員、野菜や食べもの。彼らがコミカルなドラマを繰り広げる舞台、「ぽかぽかの ゆ」。笑って、癒やされて、ゆっくりお風呂に浸かりたくなる大満足の一冊で、きっとプレゼントにも喜ばれると思いますよ。昔ながらの内装、ディテールにこだわって描かれたお風呂屋さんにも注目です。

次は浴槽の気持ちを想像する!? 絵本

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