
相手の気持ちがわかる! 小・中学生がハマる性別・身分「入れ替わり」本6選
出版ジャーナリスト・飯田一史のこの本おススメ! 第10回 「入れ替わり物語」 (2/4) 1ページ目に戻る
2026.03.07
出版ジャーナリスト:飯田 一史
①『とりかえばや物語』
まずは「性別」入れ替わり作品から。日本では古くには、平安時代後期(12世紀後半)に成立した『とりかへばや物語』があります。女性として育てられた兄と、男性として育てられた妹が、宮廷社会で生きていくストーリーを描いたものです。
著:田辺聖子(講談社)
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また、古典そのものはハードルが高くても、現代の作家が書いたものなら入りやすいでしょう。例えば、1983年に上下巻で刊行された氷室冴子の少女小説『ざ・ちぇんじ!』は副題に『新釈とりかえばや物語』とあるとおり、ストーリーは『とりかへばや物語』を下地にしているとされており、同作に触発されて書かれた作品は他にもたくさんあります。
②『十二夜』
海外作品でも、17世紀初頭に書かれたとされるシェイクスピアの戯曲『十二夜』が古典として有名です。双子の兄妹が船の難破で離ればなれになり、妹が兄に変装して過ごすも、その男装姿に惚れ込む女性が現れ……、というストーリー(正確には兄のほうは妹のフリはしていないので「入れ替わり」ではないかもしれませんが)。
原作:ウィリアム・シェイクスピア/文:斉藤洋/絵:佐竹美保(静山社ペガサス文庫)
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実写映画化もされていますが、映画や舞台で観ると「さすがに分かるだろう」というツッコミどころも込みで楽しめるのではないかと思います。
主人公たちの性別が入れ替わる、性別を偽って過ごすタイプの作品は、「ふだん自分が見ていない世界を疑似体験できる」という意味で、思春期には特に気になるものではないでしょうか。



















































































