プロの画家は知っている！　ぬりえを「おしゃれ」に仕上げるコツ

北見葉胡さん：『花ぬりえ絵本　不思議な国への旅』のイラストは、担当の編集者さんから好きなものを描いていいと言ってくださって、自分の好きなアンティークや不思議な植物、小さな子や物などを存分に詰め込みました。黙々と描いていたら、午前３時になっていたこともありました。

小さな世界は、おさないころから大好きなんです！　子どものころ、家の庭の隅っこで密集するゼニゴケを、じっと観察するのが大好きでした。そのうち、自分の体も小さくなって、ゼニゴケの森を探検している空想がはじまって。そんなことを何時間もしているような子どもだったんです。

また『花ぬりえ絵本　不思議な国への旅』で冒険している「はなのこ」は、アンティークのお人形がモデルです。パリのクリニヤンクールのお店で、心を奪われてしまった子。ちょうど手のひらにすっぽりおさまってかわいくて。アリスと名付けています。

いつか、アリスを主人公にして、動画を撮りたいという夢があります。家のなかにある戸棚や庭を散歩する動画。そのためには、動画の勉強をしなくちゃいけませんね。やりたいことがいっぱいです。

撮影／児童図書編集部