【試し読み連載】５分で読める都道府県ミステリー！「その女の子ミランダ」（青森県）

【A】解説

キリさんの推測どおり、ミランダさんの手紙を預かった時坂くんは手紙を開いて盗み読みをした。そこには「またあいたい」と書いてあったのだ。時坂くんは嫉妬した。そこで、ミランダさんがたびたび「切り貼り」していたことを思い出し、文字を入れ替えて「あたまいたい」という文面に変えてしまったのだ。

悪事がバレた時坂くんは「聖司がうらやましかったからやってしまった。」と認め、ふたりに謝罪して仲直りしたという。ミランダさんは予定どおり次の日にブラジルに帰国したが、ふたりは手紙を送り合うこと、いつか再開することを約束したのである。

「青森ねぶた祭」は毎年８月２日から７日まで開催される。歌舞伎や狂言、神話などの登場人物、歴史上の人物をモチーフにした巨大ねぶた（灯籠）が街中を練り歩く華やかな夏祭りだ。「秋田竿燈（かんとう）まつり」（秋田県）、「仙台七夕まつり」（宮城県）とあわせて「東北三大祭り」と呼ばれる。

名探偵キリさんと、助手のマッキーが日本全国を旅しながら、食べて走ってナゾを解く！　１話５分で読める短編ミステリーを楽しみながら、自然と47都道府県のことが学べる、新感覚エンタメ学び小説は、全国の書店、ネット書店で好評発売中！