ママ芸人・竹田こもちこんぶが告白 5児も出産予定「兄弟を産めたのはママ友のおかげ」
4男児のママ芸人・竹田こもちこんぶインタビュー#2 「地方移住とママ友」
2023.07.02
芸人:竹田 こもちこんぶ
膝に乗ってくるのは……「今だけ」に共感しフォロワー涙
「分かる!」と共感し合えるのは、同じ時代に同じように子育てしている仲間だからこそ。竹田さんのネタが、見る人の笑いや涙を誘うのは、そうした背景があると竹田さんは考えます。
例えば子どもが膝に乗ってくることで不自由になるけれども、そのぬくもりが今だけであると訴えるTikTok(「#膝」の回)にも、「涙が止まりません」「子育て最高」と多くの声が寄せられました。
竹田さん:「とても反響が大きくて、私が考えている以上に、世の中の子育て中の人は苦しんでいるんだなと改めて感じました。TikTokのコメントを読んでいると、私以上に大変な環境で、誰にもグチをもらすこともできず、孤独で苦しんでいる人がこんなにいたんだ、と驚きます。
一気にフォロワーが増えたのは、虐待をテーマにした投稿(TikTok『#真面目な話』の回)でした。笑いは一切なしの動画です。
虐待の話題を取り上げて、『いつも追い詰められているから自分も他人事ではないんだ』って真面目に話したら、これまでにないたくさんの方からの反応があって、うわっとコメントが増えたんです。
そういうところから、ネタやお笑いだけでない、子育てしている人たちとの苦楽のつながりがたくさん生まれ、フォロワー数が増えていきました」
笑いながら泣ける竹田さんの類稀(たぐいまれ)な言葉選びのセンスと、学生時代から磨いてきた演技力は、苦しみをエンターテイメントに変える光となって、日本中のママたちを魅了します。竹田さんのこれからの夢とは。
竹田さん:「爆笑しているおばあちゃんになりたいです。このまま子育てのネタを続けるのか、加齢による病気ネタを始めているのかは決まっていませんが、苦しいことを笑いに変換するという作業が、私の人生のテーマかもしれません」
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ママ友とともに笑い、喜び、泣いた竹田家のダイニングテーブルには、語り尽くせぬ思い出が染み付いています。地方での「孤育(こそだ)て」を救ったのはママ友の存在でした。次回は産後も『R‐1グランプリ』に挑み続けた軌跡に迫ります。
取材・文/大楽 眞衣子
大楽 眞衣子
社会派子育てライター。全国紙記者を経てフリーに。3人の育児で培った生活者目線を活かし、現在は雑誌やWEBで子育てや女性の生き方に関わる社会派記事を執筆している。大学で児童学を専攻中で、保育士資格を取得。2歳差3兄弟の母。昆虫好き。イラストは三男による「ママ」 ●公式HP「my luck」
社会派子育てライター。全国紙記者を経てフリーに。3人の育児で培った生活者目線を活かし、現在は雑誌やWEBで子育てや女性の生き方に関わる社会派記事を執筆している。大学で児童学を専攻中で、保育士資格を取得。2歳差3兄弟の母。昆虫好き。イラストは三男による「ママ」 ●公式HP「my luck」
竹田 こもちこんぶ
大学在学中から演劇を始め、闘病を機に舞台俳優・芸人に。劇団仲間の夫と結婚、2014年に第1子出産後、夫の故郷である静岡県富士市へ移住。産後も子どもを抱き『R‐1グランプリ』に挑戦し続ける。笑いと涙を誘うTikTokの投稿は、子育て世代の大きな反響を呼びフォロワーは約33万人(2023年6月現在)に。 2022年12月『女芸人No.1決定戦 THE W 2022』(日本テレビ系)で準決勝敗退、2023年1月には『おもしろ荘』(日本テレビ)に出演。 4男児(2014年生まれ、2017年生まれ、2019年生まれ、2021年生まれ)の母。2023年9月第5子出産予定。 TikTok @takeda_komochikonbu Instagram @takeda_komochikonbu
大学在学中から演劇を始め、闘病を機に舞台俳優・芸人に。劇団仲間の夫と結婚、2014年に第1子出産後、夫の故郷である静岡県富士市へ移住。産後も子どもを抱き『R‐1グランプリ』に挑戦し続ける。笑いと涙を誘うTikTokの投稿は、子育て世代の大きな反響を呼びフォロワーは約33万人(2023年6月現在)に。 2022年12月『女芸人No.1決定戦 THE W 2022』(日本テレビ系)で準決勝敗退、2023年1月には『おもしろ荘』(日本テレビ)に出演。 4男児(2014年生まれ、2017年生まれ、2019年生まれ、2021年生まれ)の母。2023年9月第5子出産予定。 TikTok @takeda_komochikonbu Instagram @takeda_komochikonbu