0~2歳のニューヨーク流「おうちモンテッソーリ教育」実践法を詳しく解説

#2 身近なものを利用して、本物のモンテッソーリ教育をおうちで実践!

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いま話題の「おうちモンテ」。棋士として活躍中の藤井聡太氏も幼児期に「モンテッソーリ教育」を受けたと言われています。

こだわりの教材や、環境がないと難しいと思われがちなモンテッソーリですが、実はお家にあるもので手軽に始めることができます。

子どもが意欲的に学ぼうとする0~2歳に、積極的に取り入れていきたいモンテッソーリ教育の活動をご紹介します。

0歳~楽しく五感を刺激しよう!

生まれてから1歳になるまでの時期はまさに、五感を使って学ぶ、感覚の敏感期です。楽しく感覚を刺激したり、体を動かしたり、コミュニケーションしたりすることが大切です。

いろんな布を触ってみよう!

子どもは指先だけでなく、体全体の触覚で情報を取り込みます。この活動は乳児がさまざまな生地に触れながら、人と交流し、観察する経験となります。

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・準備するもの
1メートル四方の布、安全な床

・やってみよう!
1 枕カバーや毛布など、約1メートル四方の布の上に、おむつだけをはかせた状態で子どもをあお向けに寝かせます。寒くないよう、室温には注意しましょう。

2 子どもにほほえみかけたり、喃語で話しかけたり、歌ったりして楽しませながら、子どもが布を触って感じる様子を観察します。子どもにはまだ意味がわからなくても、感触を表す言葉(やわらかい、ふわふわ、すべすべ)を口にするといいでしょう。
3 生後3ヵ月ごろまでの子どもは、この活動を5分から7分程度でも十分楽しめます。

・できるようになったら…
さまざまな生地に触れさせましょう。パイル地のふきん、リネンのテーブルクロス、サテンの枕カバー、ウールの毛布、ヨガマット、他にもさまざまな生地がご家庭にあるのではないでしょうか。

絵本の読み方を工夫してみよう!

乳児はみな、同じ本を何度も繰り返して読んでもらうのが大好きです。秩序感と安心感を得て記憶力を高め、あなたがページをめくるたびに、次はどんな展開になるか予測できるようになります。

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乳児に読み聞かせる本はシンプルで、バラエティに富む本物そっくりの絵や写真が、できれば1ページに1つずつ載っているものにしましょう。この活動はモンテッソーリ・メソッドの、子どもに新しい教具を紹介するやり方に通じています。まずものの名前を伝えます。次に、子どもが認識できているか観察します。最後に、子どもが名前を言えるか見守ります。

・準備するもの
絵本(紙が厚手のもの)

・やってみよう!
1 「この本、一緒に見たい?」と子どもに尋ねます。
2 子どもをひざに乗せます。
3 本を持ち、ページをめくってみせます。
4 本について少し話します。「これはネコの本。ネコを全部見てみよう」
5 本の写真や絵を指さし、名前を言います。「これはネコ」
6 あなたが指さしたものを指さすよう、促します。「ネコはどこかな?」
7 子どもに尋ねます。「これはなに?」。生後15ヵ月ごろになると、名前を答えられることもあります。
※答えられるようになるまで省いて構いません。

・できるようになったら…
子どもの遊ぶエリアに、何冊か絵本をそろえておくことから始めましょう。乳児の場合、はっていけるよう本を立てておきます。手触りを楽しめるような作りの絵本なら、触覚を刺激してくれます。

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