産後スクリーンデビュー体験レポ　人気イラストレーターやまだだりさんが描き下ろし

雑誌や書籍の挿絵、ポスター制作のほか、絵本作家としても活躍中の、人気イラストレーター・やまだだりさん。コクリコでは、「産後ケア施設」の体験ルポや「平日絵日記連載」の記事が注目を集めました。

今回は、息子くん（当時０歳）と一緒に、TOHOシネマズの「ベイビークラブシアター」でスクリーンデビューを親子体験。その体験ルポのイラストを、描き下ろしでお届けします。

（子どもと初めての体験　ベイビークラブシアター　紹介レポ編はこちら）

長女ちゃん（５歳）が赤ちゃん（当時０歳）だったとき、一度子連れでベビーシネマに足を運んだことがあるという、やまだだりさん。

やまだだりさん（以下、だりさん）：しかし、息子を妊娠してからは映画館とは縁遠い生活を送っていたので、今日は２年ぶりのスクリーンです！　さらに、息子にとっては映画デビュー。すごく楽しみにしてきました。

それでは早速、だりさんが体験して、よかったポイントをご紹介。

やまだだりさん：事前にTOHOシネマズのサイトで、「ベイビークラブシアター」について確認していたのですが、その優しい一文に涙。

だりさん：当日は、チャイルドシートの貸し出しがあるということで、早速借りて設置。
ちょこんと乗っているその姿に、「カワイイ！」が止まりませんでした。

劇場内は、上映が始まっても、まわりの様子がわかるほどの明るさ。これはすごくよかったですね。ママパパは、お子さんの表情までよく見えるので、安心できると思います。

音量は通常の映画館よりやや小さめでしたが、映画館が初めての息子には、やや大きく感じたようで、始まったとき少しびっくりしていました。

だりさん：上映中、息子が少しぐずったりしたときは、すぐに授乳ケープをだして授乳タイム。まわりも赤ちゃん連れのママがたくさんいたので、気兼ねなく授乳できました。授乳しながら映画が観られるのは幸せでしたね。

だりさん：当日の劇場内は、赤ちゃんや小さなお子さんを連れたママやパパばかり。
上映中の様子があまりにも「カワイイ!!!!」の一言に尽きましたので、その様子をお伝えします。

だりさん：赤ちゃんがぐずりだして、劇場の隅でゆさゆさ抱っこしながら観続けるママ。階段通路を行ったりきたりする小さな子と、それを見守るおばあちゃま。同じく階段通路が気に入り、椅子ではなく階段に座って観劇するお子さんや、上映中につかまり立ちの練習が上手なお子さん。もう、どの子もどの保護者の方も、すべてが愛おしかったですね。

だりさん：そして、息子もあまり落ち着きがなく、ぐずったり暴れたりしていましたが、この環境ではまったく気にならず。すっかり映像美に魅了され、息子を片手で抱えながら、観続けることができました。

だりさん：この日の上映は実写版の『リトルマーメイド』だったのですが、息子はアリエルが歌っているときは一緒に声を出して歌い、悪役のアースラが出るとなぜか大喜びしていました（笑）

だりさん：上映後、合流した記者さんに「途中、グズっちゃって……」と伝えたところ、「全然聞こえませんでしたよ！」とのこと。記者さんは私よりずっと後方で観ていて、上映中の鑑賞の様子を見ていたのですが、「通路近くだとお子さんが動きやすそうだなぁ、と思いました」という感想でした。

赤ちゃん連れのママパパだと、入り口近くの席通路側の席は、特にすぐ移動できるから、デビューの親子は特に安心できるかもしれません。

だりさん：そして息子はラスト５分のとき、おねんねに……。あんなにグズっていたのにーーーー！　

でもこれは子育てあるあるですよね。目的地に着く直前に寝ちゃうシリーズと一緒かと（笑）。

総括として、予約がネットでできるようになれば、もっと利用したいなと思いました。TOHOさんお願いします～。

赤ちゃんや小さなお子さんを子育て中のママやパパ、スクリーンで映画を観るとすごくリフレッシュできます。「ベイビークラブシアター」なら、子連れでも安心して鑑賞できるので、ぜひ機会をみつけて行ってみてくださいね。

TOHOシネマズ「ベイビークラブシアター」の利用方法などは、『子どもと初めての体験　ベイビークラブシアター　紹介レポ編』をぜひ参考に。