小6男子 ごはんつくります! 5歳でマイ包丁を持った息子 料理の先生はYouTube

#1 釣った魚を自分でさばく!

時政 美由紀

インスタグラマー・slow.life.worksのゆうこさんは、6年生のそうたくんと4年生のほのかちゃん、ご主人の4人、保護猫2匹で、山あいの三角屋根の小さな家で暮らしています。

Instagramには、のんびりした田舎暮らしの様子を投稿。楽しい季節のおうちイベントやおいしそうな料理、素敵なインテリアなどが大人気です。

ゆうこさんはInstagramに投稿を始めて8年になりますが、最近、息子のそうたくんの「小6男子 ごはんつくります。」シリーズの動画をアップしたところ、大反響! 大人顔負け、大人以上の手つきでどんどん料理を作っていく様子は、うなるほどの腕前。

そんなそうたくんの料理との出会いやこだわり、実際に作った料理や感想、家族やフォロワーさんの感想、将来の夢など、「コクリコ」で3ヵ月にわたって紹介していきます!(全3回の第1回)

料理好き、料理上手、そして家族思いに育てるヒントがたくさんあるかもしれません。

小さいころは好き嫌いが多かった

「そうたは、今でこそなんでも食べますが、小さいときは野菜が苦手で、好き嫌いが多かったんですよ」

ゆうこさんは、小さいころのそうたくんは好き嫌いが多い子どもだったと言います。

「なので、少しでも好き嫌いを減らすために、一緒に料理を作ったり、我が家の隣に住む夫の祖母(そうたくんのひいおばあちゃん)の野菜作りを手伝ったりして、料理や食材に親しんでもらうようにしました」

好き嫌いをなくすために料理を始めたころ。
ひいおばあちゃんの畑を手伝う子どもたち。

そのかいあって、料理に興味を持ったそうたくん。ゆうこさんに“マイ包丁”を欲しいと言い出します。

5歳で“マイ包丁”

「4歳から簡単なお手伝いを始めて、すっかり料理好きになったそうた。5歳の誕生日に、『ぼくの包丁が欲しい!』とリクエストがありました!」

そうたくんから“マイ包丁”のリクエストがあり、左利き用の子ども包丁をプレゼントしたゆうこさん。そうたくんは、左利きなのです。

「自分の包丁はうれしかったようで、ますます楽しそうに料理をしてくれるようになりました」

お気に入りのマイ包丁で、1人で晩ごはんを作るそうたくん。

5年生の春に「魚をさばきたい」

「5年生になったころ、『自分で釣った魚をさばきたい!』とそうたが言うので、こどもの日に、左利きの小出刃包丁をプレゼントしました」

ゆうこさんがプレゼントしたグローバルイストの左きき小出刃包丁。

ワクワクしながら、ゴールデンウィークに父ちゃんと魚釣りに行ったそうたくん。でも、残念ながら魚は1匹も釣れませんでした。

「自分で釣った魚はさばけなかったのですが、スーパーで買ってきた魚を一生懸命さばいていて、そこから、そうたは魚をさばくのが大好きになりました」

そうたくんが初めて自分でさばいた魚で作った料理。

YouTubeや本を見ながら

「魚のさばき方は、本を見たり、YouTubeを参考にしていますね。特に、YouTubeは『きまぐれクック』さんが大好きで、夢中で見ていますね。魚の三枚おろしはYouTubeで覚えたようです」

本を見ながら魚をさばくそうたくん。

料理の先生はゆうこさんから、きまぐれクックさんに。ちなみに、ゆうこさんは魚がおろせません。でも、ゆうこさんはそうたくんの成長が本当にうれしいと言います。

「そうたは料理をすることで、好き嫌いがなくなってきました。また、好きで料理をしているのですが、『父ちゃんや母ちゃん、ほのかが喜んでくれる』と、家族のために作ってくれることもたびたびありますよ」

そうたくんが作ったある日の魚料理。

魚は父ちゃんと市場へ買い出し

運動会で頑張ったごほうびにと、予算を決めて、父ちゃんと市場に魚を買いに。

「自宅からだと、明石や相生に魚市場があり、新鮮でいろんな種類の魚が売られています。父ちゃんと一緒に市場に行き、2人で魚を選んできました」

市場では、大きなシマアジ、エビ、イカを買ってきて、魚料理を作ったそうたくん。
その動画が、「小6男子 魚さばきます。」です。

「シマアジは初めて食べましたが、プリプリでとってもおいしかったです。次はどんな料理を作ってくれるかと、家族で楽しみにしています」

また、なんと500万回再生した動画がこちら! はまち大根、お寿司、おいしそうです‼

#2では、「本物の肉まんを皮から作りたい! 551HORAIの豚まんを作りたい!」というそうたくんの「肉まん作り」の様子を紹介します。どうぞお楽しみに!

slow.life.works・敏森裕子(としもり ゆうこ)
1981年生まれ。兵庫県在住。夫、息子、娘+保護猫2匹と暮らす。
夫の実家の隣に、三角屋根の小さいお家を建て、古民家カフェ風のインテリアづくりを楽しんでいる。
インテリア、雑貨はもちろん、おうちごはんやほのぼのとした田舎暮らしの様子をInstagramに投稿し、人気を呼びフォロワー数は約19万人。手づくりの家具、雑貨は義父が製作し、カフェやイベントなどで販売している。著書に『ゆうこさんちの手づくり暮らし 三角屋根の小さなおうちでのんびり過ごす家族時間』(オーバーラップ)がある。
◎インスタグラム slow.life.works

そうた
小学6年生。料理をこよなく愛し、家族のために料理を作る。Instagramにアップした料理の動画が大反響。「ひるおび!」(TBS)でもその様子が紹介される。兵庫県おにぎりコンテスト2022で優秀賞受賞。

こちらにも、そうたくんが登場しています!
【関連記事】子どもの記憶に残る「おうちイベント」のヒント

としもり ゆうこ

敏森 裕子

Yuko Toshimori
インスタグラマー

1981年生まれ。兵庫県在住。夫、息子、娘+保護猫2匹と暮らす。 夫の実家の隣に、三角屋根の小さいお家を建て、古民家カフェ風のインテリアづくりを楽しんでいる。 インテリア、雑貨はもちろん、おうちごはんやほのぼのとした田舎暮らしの様子をInstagramに投稿し、人気を呼びフォロワー数は約19万人。手づくりの家具、雑貨は義父が製作し、カフェやイベントなどで販売している。著書に『ゆうこさんちの手づくり暮らし 三角屋根の小さなおうちでのんびり過ごす家族時間』(オーバーラップ)がある。 ◎インスタグラム slow.life.works

1981年生まれ。兵庫県在住。夫、息子、娘+保護猫2匹と暮らす。 夫の実家の隣に、三角屋根の小さいお家を建て、古民家カフェ風のインテリアづくりを楽しんでいる。 インテリア、雑貨はもちろん、おうちごはんやほのぼのとした田舎暮らしの様子をInstagramに投稿し、人気を呼びフォロワー数は約19万人。手づくりの家具、雑貨は義父が製作し、カフェやイベントなどで販売している。著書に『ゆうこさんちの手づくり暮らし 三角屋根の小さなおうちでのんびり過ごす家族時間』(オーバーラップ)がある。 ◎インスタグラム slow.life.works

ときまさ みゆき

時政 美由紀

構成・取材

1965年兵庫県生まれ。立命館大学産業社会学部卒業後、出版社勤務を経て、2010年、編集・出版企画 ㈱マッチボックスを設立。出版社時代から現在に至るまで企画・編集した書籍・ムックは300冊以上。女性のライフスタイル全般、料理、子育てなどの実用書を中心に活動。2018~2021年、茨城新聞「論壇」にて連載。自著に『50歳から結婚してみませんか?』(朝日新聞出版)。

1965年兵庫県生まれ。立命館大学産業社会学部卒業後、出版社勤務を経て、2010年、編集・出版企画 ㈱マッチボックスを設立。出版社時代から現在に至るまで企画・編集した書籍・ムックは300冊以上。女性のライフスタイル全般、料理、子育てなどの実用書を中心に活動。2018~2021年、茨城新聞「論壇」にて連載。自著に『50歳から結婚してみませんか?』(朝日新聞出版)。