ママ友なしもOK！　人見知り３児ママ漫画家が推すマイペースなママ友づくり

そんなおやまさんも、徐々に周囲のママたちと、“ママ友”と言えるような関係を築いていきます。

実は、Twitterで公式アカウントとは別に、相互フォロワー20人ほどの育児アカウントを持っているというおやまさん。

「この育児アカのフォロワーさんたちは、長女がまだ小さく、夜泣きでおかしくなりそうだったころからの、子育てのことをなんでも話してきた“戦友”のような存在。

もう約６年もの仲ですが、いまだに顔も知らない会ったこともないフォロワーさんたち。ですが、心情を吐き出すとそっと共感をしてくれるんです」（おやまさん）

育児アカウントでつながったママ友との交流で、育児の不安を分け合うことができていると語ります。

「心の奥を言語化するのって、それだけでスッキリしますよね。みんなが反応してくれるわけじゃないけど、その距離感が心地いいんです。Twitter、オススメですよ！」（おやまさん）

ほかにも、電子掲示板でつながったママ友がいるというおやまさん。

「掲示板でママ友探しをしたときには、プロフィールに『児童館などでなかなか人に話しかけられないタイプです』と正直に書きました。

私が親近感を持てたのは、『私も人見知りです』と、ていねいな返信をくれたご近所ママ。実際に会ってランチをする仲になりましたよ」（おやまさん）

その後、第２子を妊娠したりと忙しさに追われ、そのママとの関係は疎遠になってしまったおやまさん。しかし、いろいろな方法でママ友探しをしてみて「ママ友、つくろうと思えばつくれる！」と実感したと話します。

「いまは、住んでいる地域や子どもの年齢などを入れると条件の近い人を探してくれる、ママ友マッチングアプリなんてものもたくさんありますし、その気になれば“ママ友”をつくるチャンスが訪れるはず。そこから関係が続くかどうかは別の話ですが（笑）」（おやまさん）

コロナ禍でのママ友づくりに悩むママたちにも、「ママ友探し」の方法はたくさんあるのかもしれません。

「顔をみたことない関係とか、１回遊んだだけの人とかでもいいじゃないですか。固定した人間関係じゃなくても、ママ友って呼んでいいと思います。みなさんも気楽に“ママ友”探しをしてみてほしいです」（おやまさん）

そんなこんなでマイペースに少しずつママ友づくりをしていった、おやまさん。

次回は保育園での人間関係についてお話をおうかがいします。集団行動や大人数での行事、人付き合いが苦手なママさんたち必見です。

PROFILE　おやま
1989年生まれ。関東在住の漫画家・イラストレーター。家族構成は６歳長女（2016年生まれ）、４歳長男（2018年生まれ）、２歳次男（2019年生まれ）、夫。趣味は漫画を読むこと、ひとりカラオケ。家族とのクスッと笑える日常を切り取った漫画、『おやまさんちの愉快なる365日』（KADOKAWA）も発売中。

取材・文／遠藤るりこ

※おやまさんインタビュー「コミュ力０（ゼロ）ママ」は全４回。第３回は2022年８月29日、４回は８月30日公開予定です（公開日時までリンク無効）。

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