子どもへの言葉がけが苦手な人にもできる3つの方法
1.読み聞かせをする
良い絵本は、子どもが楽しめる選び抜かれた言葉と絵で作られています。それを利用することで、子どもに伝わりやすい言葉や言葉のリズムが分かり、子どもにはどういう言葉が伝わりやすく、楽しいのかが実感できます。
なにより、絵本はそこに書いてある文字を読むだけですので、難しいことは考えずにすぐに取り組め、親も楽しめるものです。
毎日ではなくてもいいので、できれば継続することをお勧めします。
2.手遊び・わらべ歌遊び
絵本と同様に、子どもの好きな手遊び・わらべ歌も有用です。ネットで調べることができますが、ただ動画を見せるのではなく、それを覚えて、親が「やって見せる」ことが大切です。
コミュニケーションの道具である言葉は、ただ聞こえてくるからすぐに身につけられるものではありません。「好きな人から」の「興味のある言葉」が、吸収し身につけられやすいものとなります。
また、親がやって見せることで、子どものスピードに合わせることができたり、子どもの反応や問いかけに親の言葉ですぐに答えることができます。これが動画と大きく違う、言葉の発達に重要なことです。
3.子どもの遊びに入れてもらう
言葉がけと同様、子どもと一緒に楽しく遊ぶことも簡単ではありません。
子どもが今している遊びに入れてもらうようなイメージで、子どもと同じ事をして、同じセリフを言えば良いと思います。
例えば、子どもが車で遊んでいたら、ママ(パパ)も入れてと遊びに入れてもらい、同じように車を動かします。
「ボクはお友だちと遊園地に行くんだ」と、車を動かしたら、「じゃママ(パパ)も一緒に行っていい?」「ママ(パパ)は動物園に行きます」などと言い、車を動かすといいのです。
こんな感じで、子どもの発想と同じ事をしたり、同じ言葉を言ったりすると、子どもの世界に近づけます。
言葉が遅いかなと思った時の対応方法
相談事例③
「ほかの子とくらべて、話せる言葉の数が少なく、言葉の発達が遅いようです。自宅でできることを教えてください」