「料理しなきゃは思い違いだった」人気YouTuberの夫が気づいた実家の呪い

シリーズ「賢人に学ぶ『家族のごはんがしんどい』から解放されるヒント」#1‐2 性教育YouTuberシオリーヌさんパートナー・つくしさんインタビュー ~料理がしんどいときの解決策~

ライター:畑 菜穂子

シオリーヌさん(右)とつくしさん(左)が2人でYouTubeに登場する回では、子どもや夫婦間のことなどセキララに話している。  写真提供:つくしさん
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「献立を考えるのがつらい」「疲れているときに料理をするのがつらい」など、料理のしんどいポイントはさまざまあります。

助産師で性教育YouTuberのシオリーヌさんのパートナーのつくしさんも「料理をしんどい」と感じて悩み、「無理して料理しない」と選択した1人です。

かつては家族の料理担当として毎日料理を手作りしていたつくしさんに解決法を聞きます。

※2回目(全3回、#1を読む

取材当時(2023年4月)は育休中ながらも、職場復帰に向けた準備をしていました。  Zoom取材にて

料理以外の“やるべきタスク”で頭がいっぱいに

現在は料理をお休み中だけど、もともと料理が好きなつくしさん。「料理がしんどい」と感じるのは、どんなときなのでしょうか。

「自分の中で献立を考えるのが1つのハードルなので、その日の献立が決まっていないときです。寝不足や疲れているなどの不調が重なると、さらにしんどくなります。

ほかには、やるべきタスクが残っているとき。そのことで頭がいっぱいになってしまい、料理も負担に感じてしまいます」(つくしさん)

冷蔵庫にある食材やストックなどを思い出しながら献立を考えて買い物をする。子どもの保育園の段取りや、職場復帰に向けた書類作成など、ほかに気がかりなことがあると、料理に関するタスクを上手にこなすのは難しいかもしれません。

料理を休む前に作った「鰤(ブリ)の照り焼き定食」。ニラ玉豆腐にサラダも入って豪華です。

疲れたときに頼る「即席中華」

料理をしないと決めても日々、食事は必要なもの。つくしさんが疲れたときや料理がしんどいときに頼っているという「お手軽献立」を教えてもらいました。

「冷凍食品とレトルトを活用します。ストックしてある冷凍餃子と、レトルトのソースと豆腐を入れて加熱する麻婆豆腐です。手間をかけずに中華料理を食べられるので、かなり頼っています」(つくしさん)

レトルトとはいえ、「豆腐を入れて温める」工程が加わることで、ちょっとした達成感も得られそうです。

もう1つ、時間や気持ちに余裕があるときにしていることがあると言います。

「野菜の冷凍保存です。キャベツやきのこ類などは使いたい大きさに切っておき、ニンニクは薄皮をむいて丸ごとフリーザーバッグに入れて冷凍します。

こうしておくと、炒め物やポトフなどにすぐ活用できるので助かっています。野菜の冷凍保存は、冷凍食品をレンジで温めている間や食器を洗うタイミングなどのちょっとした時間にやることが多いです。

最近は、ポリエチレン製のフリーザーバッグに加え、『stasher(スタッシャー)』というメーカーの保存容器も使っています。シリコン製なので、洗って繰り返し使えるし、使い勝手もいいんです。いずれはstasherの保存容器に完全移行したいと思っています」(つくしさん)

野菜を冷凍保存しておけば、食材を包丁で切る気力がないときや、子どもに野菜を食べさせたいときのお助けアイテムとして活躍してくれそうです。

「お子さんの栄養バランスが気になるときは、離乳食コーナーなどに置いてある野菜を粉末にしたフレークを活用するのもいいかもしれません。レトルトなど出来合いのものに野菜フレークを加えれば、栄養も取れるのではないでしょうか」(つくしさん)

料理を休み始めてから作った離乳食の「鶏肉つみれ」(左)と、「さつまいものポタージュ」(右)。
つくしさんが愛用する『stasher(スタッシャー)』の保存容器。  写真提供:つくしさん
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